
2006年2月17日、東京に出現した氷の館ABSOLUT ICEBAR TOKYO。その名の通り、氷で造られた幻想的なバーである。入り口で入場料を支払うと、まずシルバーのマントと手袋が貸し出される。防寒のためだけでなく、人の体温から氷を守るためだ。それを着て準備が出来たら、いざ中へ―。室内温度はマイナス5度以下。入った途端に刺すような冷気が顔を刺激する。初めて体験する極寒に一瞬ひるんでしまうのだが、氷が造りあげたあまりに美しい世界に魅了され、寒さも忘れてしまうほどだ。
ICEBAR誕生のきっかけを作ったのはスウェーデン発祥の2つのブランド。“氷のホテル”として世界的に注目を集めるICEHOTELと、世界3番目のプレミアム・スピリットのブランドABSOLUTだ。彼らがパートナーシップを結んだのは1994年のこと。ユッカスヤルビにあるICEHOTEL内のバー以外では、ストックホルム、ミラノ、ロンドンに続く4店舗目となるICEBAR。東京でのオープンは、ヨーロッパ圏外では初のこととなる。
(写真左):氷のグラスの中で輝く、美しい色のカクテルは東京店だけのオリジナル。
「アブソルート フレイヤ」(右)は、アブソルートシトロン、グレープフルーツジュース、クランベリージュースが入ったピンク色のカクテル。「アブソルート アイスバートーキョー」はアブソルートウォッカ、ライチリキュール、ブルーキュラソー、グレープフルーツジュースが入った、ブルーのカクテル。ワンドリンクは入場料に含まれるが、同じ氷のグラスを使えば、2杯目からはカクテル\1,200、ソフトドリンク\1,000。新しく氷のグラスを追加したい場合は、\800で追加が可能。
すべての店舗で使われているのは、スウェーデンのトルネ川で採取された透明度の高い氷。食べられるほどに良質なものだ。日本に運び込まれた氷は全35トン。そこから、削りだされたおよそ25トンが店内に使用されている。ICEBARでは、壁面はもちろんのこと、バーカウンターや壁の装飾、テーブルや椅子、そしてグラスに至るまで、すべて氷でかたどられている。それを実現させたのは、スウェーデンからはるばるやって来たICEHOTELのスタッフたち。世界中のICEBARと同じ素材、同じコンセプト、そして同じこだわりを持って大切に生み出されたというわけだ。
そんなICEBARで飲むカクテルは、ひときわ刺激的に感じられる。壁に施された氷の彫刻や、氷に入り込んでしまった藻たちのナチュラルな造形美を楽しみながら、非日常を味わってみる。こんな風に、あなたもラップランドを体験してはいかがだろうか。でもその際は、くれぐれも足元の防寒を怠りなく。
( text / jun makiguchi photo / pawel jaszczuk)
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ABSOLUT ICEBAR TOKYO
東京都港区西麻布4-2-4 The Wall1F
入場料:\3,500(ケープと手袋のレンタル料・ワンドリンク込み)
45分入れ替え制なので予約をしたほうが無難
営業時間:17:00〜24:00
Tel:03-5464-2160/予約専用:03-5464-2161
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