幽霊のいたずらとされてきたポルターガイスト現象やラップ音、人魂、幽体離脱などの不可解な現象はなぜ起こるのか? 通常ではあり得ないことが起き、それが理解できないときに人は恐怖心を抱くもの。3月10日(水)~5月31日(月)、東京・お台場の日本科学未来館で行われる企画展「お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~」では、人間が恐怖として感じるさまざまな怪奇現象を、実際に体験しながら、物理学、化学、生物学などの先端科学で解明していく。

昨春行われたシリーズ企画第一弾「お化け屋敷で科学する~恐怖の研究~」では、恐怖を感じとる“脳”にフォーカスし、脳のメカニズムから、恐怖を感じる仕組みを紹介し好評を博した。太古より生物は、恐怖があるから、危険から逃げたり、戦ったりして生き延びてきた。恐怖は私たちにとって、最も大切な感情だといえる。そして、第二弾となる今回は、脳の働きから一歩進めて、脳に恐怖を感じさせる、いわゆる怪奇現象についてその実態を探ろうというのだ。
(左写真)シリーズ企画第一弾で紹介された、遺伝子操作で恐怖の匂いを感じなくなったマウス 画像提供:小早川高・令子(大阪バイオサイエンス研究所)
会場は「体感」「学習」「観察」「体験」の4つのテーマごとに分かれている。まずは、日本の古い民家を模した「お化け屋敷エリア」で実際に恐怖を体感。疑似的な怪奇現象が再現された空間は、音・光・振動などが連動するシステムコントロールを用いた五感に働きかける演出により、さらに恐怖感が増す仕掛け。
続いては、恐怖について科学的な視点で紹介された「科学トピックスエリア」に進む。物理的観点からポルターガイストや人魂について説明、呪いの人形の意外なトリックなども紹介している。
さらに、そこで学んだことを他者の行動で検証する「観察エリア」へ。会場内に設置した観察窓とモニターで、恐怖を体験している他の人々の様子を観察することで、恐怖を客観的に観察し、理解する。
そして最後は恐怖を引き起こす現象をあらためて疑似体験する「体験エリア」。
ちなみに、記録を書き残す習慣のなかった中世、人々は大事な出来事を子供に観察させ、その記憶が生涯保たれるよう子供を川に投げ込んで恐怖とともに強く印象付けたという。この実験で知識を得るだけでなく、体感することで、人間にとって根源的な恐怖に深く迫ってみては。
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お化け屋敷で科学する!2 -恐怖の実験-
会期:2010年3月10日(水)〜5月31日(月)
開館時間:10:00〜17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
※5月1日〜5月5日は午後6時まで開館
場所:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンb
東京都江東区青海2-3-6 Tel 03-3570-9151
休館日:毎週火曜日
※3月30日、5月4日は開館
入場料:大人 ¥700、18歳以下 ¥300
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