幻想的でスピリチュアルな気分になる受付を通ると、ヒーリングCDやお香、お茶など「KOTORAN」のフィロソフィー・エッセンスを持ち帰りできるショッピングコーナー。そこに飾られた大きな和紙のタペストリーは(写真左)、京都で有名な女流作家のもの。作品を照らす間接照明には、人が瞑想状態にあるときのゆったりと深い呼吸のリズムがプログラミングされています。
白いバスローブに包まれてトリートメント・ルームへ向かえば、ソファの横にはさり気なく私の名前とセラピストの方の名前が入った手書きのカードが、ウェルカム・メッセージと共に添えられています。トリートメントの予約時間になる以前から、「今日はリラックスして頂けますように」とセラピストの方が私に想いを馳せてくださっていたことが伝わり、感激しました。
セラピストから、力加減の希望や、疲れているカラダの部位などを丁寧に聞かれた後は、香りのパウダーを両手でこすり合わせる「塗香」(ずこう)を行います。香りは丁子(ちょうじ=クローブ)。和の香りを満喫していると、頭上で「ゴーン」と穏やかなシンギングボールの音が。
セラピストが、右手にバチを、左手にシンギングボールを持ってゆっくりと音をくゆらせます。横たわって静かに目をつぶり、その音の反響に身を任せることは、カラダ中の波長を整える効果があります。カラダの緊張が芯からほどけてゆく感じです。和柄や竹などのインテリアを多用したトリートメント・ルームで視覚を。塗香で嗅覚を。シンギングボールの音で聴覚を。そしてセラピストのぬくもりのある手肌で触覚を。4つの感覚に、心地良さが渦を巻いて広がります。
「京美人」へ1歩でも近づくために私が今回受けたのは、まず保湿中心の「クラランス プロ フェイシャル ハイドレイティング」(60分\17850)。そして宇治の緑茶、ヨモギ、ドクダミ、ハトムギ等を木綿に包んで、体に当てツボを刺激する「緑茶ハーブトリートメント」(30分\8400)。セラピストが80種類以上の手の動きを使い、リンパの流れと血液循環を促進する「クラランス タッチ」はフェイシャルということもあり、とてもソフト。「プラント フェイシャル ピーリング」で角質のディープクレンジングの後、クラランスが誇るロングセラーひとつ「イドラバランス マスク」で顔と手を集中パック。
その後、カラダのツボを、“蒸しハーブ”の温かい木綿でそっとプッシュされれば、腰痛や肩コリ、旅の疲れが消えてしまいました。トリートメント後は、けだるい余韻をゆっくりと味わいながらリラクゼーションラウンジの椅子でサンドイッチなどのヘルシーなスパ・キュイジーヌ(有料)を楽しめます。
「そんなに急がないで、もっとゆっくり。もっと優しく…」ホテルにいながらにして京都時間を堪能できるコトラン・スパ byクラランスの、肌と心の両方に効く癒しの時間でリセットされたら、さあ、また東京で頑張ろう、という新たな元気が湧いてきました。

京都市中京区河原町三条上ル
京都ロイヤルホテル&スパ10F
tel. 075-223-1221
営業時間/10:00~22:00 無休