
シンデレラの物語に登場するガラスの靴のように、うっとりするような美しい靴は、女性に幸せをもたらしてくれる魔法の道具だ。足を滑り込ませただけで、脚は美しくすらりとして輝きを増し、背筋がぴんと伸びて“女度”が一気に上がる。そんな魔力の他に、一日中忙しく動き回る現代女性にとって、どうしても妥協できないポイントがある。それは履き心地。芸術的な美しさと、一日中履いていても疲れないという機能。それを併せ持つ靴ならば、何にも変えがたい価値が生まれる。ジミー・チュウの靴のように。

タマラ・メロン
世界で社会現象を巻き起こしたTVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』や映画『プラダを着た悪魔』をきっかけに、日本でも広く知られるようになったジミー チュウ。ブランドの創設者は、元UK版ヴォーグ誌のアクセサリー・エディター、タマラ・メロン。実業家の父とシャネルのモデルをしていた母との間に生まれ、イギリス、アメリカ、スイスで国際的な教育を受けた彼女は、子供の頃から育んできたファッションに対する鋭い視点を生かしてビジネスをスタートさせた。 ブランドが産声をあげたのは1996年のこと。スタイリッシュで実用的な靴へのニーズが高まっていることを感じたタマラが、自らもファンだったというロンドンの有名クチュール・シュー・メーカー、ジミー・チュウ氏に相談し、提携を実現。同年、ロンドンのナイツブリッジに一号店をオープンすると、わずか10年でビバリーヒルズ、ミラノ、日本をはじめ世界各国に30店舗をオープンするまでに成長させた。年内には店舗を50軒までに拡大する予定だという。
それほどまでに、世界中の女性に支持されているジミー チュウ。それも、決して不思議なことではない。美と機能を融合させることに成功したこのブランドは、美しいだけの靴が与えてきた足の痛みから女性たちを解放。接地面を広く取ることで、驚きの安定感と履き心地を実現。セレブリティがパーティの定番として選んでいるだけでなく、実際に街を歩きまわるワーキング・ウーマンたちに支持されていることこそが、何よりもその魅力を物語っている。
商品デザインはすべて、自らも忙しく立ち回るビジネスウーマンであるタマラと、クリエイティブ・ディレクターであるサンドラ・チョイによる、コラボレート。揺るぎない自信を持って、ジミー チュウを世界に送り出しているのだ。
(写真左から) ナオミ・ワッツ、レイチェル・ワイズ、ヴィクトリア・ベッカム
©Getty Image
「ジミー チュウの哲学とは、美しく、上質、先進的で女性によってデザインされた女性のためのラグジュアリーなシューズを作ること」と話すタマラ。それでいて、遵守することを切望してやまないひとつのことが快適で心地よいという要素なのだという。「いくつかの秘密の技術により、私たちが生み出すシューズ、事実、ベストセラーとなっている4インチ・ヒールさえも、素晴らしい履き心地と美しさが共存していると確信しています」

“女性の、女性による、女性のための”。その精神が可能にした美と機能の融合は、靴だけでなく、毎シーズン話題となるバッグにも生かされている。毎シーズン、テーマに合わせて新しい素材で登場する定番バックのラモナや、ファッショニスタたちのMUST-HAVEバッグとなっているマディに加え、新しいラインもお目見え。2008年SSの話題は、現代アートに造詣の深いタマラが注目していたアーティスト、リチャード・フィリップスとのコラボ・バッグや、エスニック色の強い今年の傾向を象徴するサバの登場だ。
(写真左) リチャード・フィリップスとのコラボによるマガジンクラッチ ¥78,750
(写真右) 山羊の高級革、ナッパを使用したラージサイズのサバ。バングルモチーフ付 ¥401,100

また、毎シーズン展開されるベーシックなハウスコレクションとして、2000年のスタート以来、海外ではすでに定番となっているブライダルコレクションが日本でもラウンチ。エレガントでグラマラスな白サテンのブライダルシューズを、結婚式後にロンドンで黒く染めてもらい、素敵な思い出と共に履き続けようというユニークなコンセプトのこのコレクションは、マドンナも利用者のひとりだという。いよいよ2月から表参道ヒルズで発売するというから楽しみだ。
(写真左) ブライダルシューズ
世界中を魅了し続けるジミー チュウの世界。そこから生まれるすべてのシューズ、バッグに共通するコンセプトは、ラグジュアリーであり、すべてのオケージョンにおいてパーフェクトであるということ。ジミー チュウが世界の女性たちに提供する素晴らしい効果を信じてやまないタマラは、世界の女性たちにこんな言葉を投げかけている。
「あなたが何を着ているのかは重要ではありません。もしあなたが魅力的なシューズとバッグを身につければ、それだけで素敵です」
JIMMY CHOO
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