ブランド精神 時を超える伝説 ルイ・ヴィトン 伝統を凝縮した“幻のバッグ” を持つ喜び


おしゃれに目覚めた少女たちが、一番初めに憧れるブランドといえば、ルイ・ヴィトンではないだろうか。伝統と流行、クラシックとモダン、エレガンスとスポーティさ、重厚感と軽やかさ。ブランドに求め得るあらゆる魅力を併せ持ち、おしゃれ初級者の少女から、上級者のセレブリティまでを魅了し続ける老舗中の老舗ブランド。歴史に裏打ちされた品質を保ちつつ、世界のトレンドを生み出す斬新なデザインで、常に話題の中心にある。

ルイ・ヴィトンの歴史と精神が凝縮されたアイコンモデル

そんな世界的名声を誇るブランドの原点は、1821年にある。この年、スイス国境にほど近いフランス、フランシュコンテ地方のアンシェイ村に創業者ルイ・ヴィトンは生まれた。14才になると働きながら1年以上も徒歩で旅を続け、パリにたどり着き、荷造り用木箱製造兼荷造り職人として見習いを始める。その後、見事に才能を花開かせたルイは、ナポレオン3世皇妃の専属荷造り職などを経て、1854年、33歳でパリのヌーブ・デ・キャプシーヌ通りに、世界初の旅行鞄専門店「ルイ・ヴィトン」を創業。以降、パリ万国博覧会でトランクが銅メダル受賞、各国の皇室、要人たちからの依頼を受けるなどして、その評判を揺ぎ無いものとした。

1892年、長男ジョルジュに引き継がれたブランドはさらなる発展を遂げる。人気ブランドの宿命ともいえる、続出する偽者対策としてある模様を思いついたのも二代目の彼。その模様とは、創業者 ルイ・ヴィトンのイニシャルであるLとVに花と星のモチーフを組み合わせたモノグラム・モチーフ。斬新でスタイリッシュなデザインは瞬く間に人気を博し、1896年誕生から実に110年経った今も変わることなく、ルイ・ヴィトンのトレードマークとして大きな存在感を見せつけている。

毎シーズン、モノグラム・キャンバスを素材とした多くのアイテムが登場し話題を集めているが、いつの時代も愛され続けているのが、ルイ・ヴィトンの歴史と精神が凝縮されたアイコン・モデルたち。ワードローブ、スティーマー・バッグ、キーポル、スピーディ、ノエ、アルマ、バケット、パピヨン、アマゾン、ポルト ドキュマン・ヴォワヤージュ。ロングセラーの風格を漂わせる定番たちだ。いずれも、シルエットだけでそれとわかるものばかり。まさに、“icon”(=象徴、憧憬の的)と呼ばれるに相応しい。

この秋一番満足できる“幻のバッグ”
そして2006年、新たにその仲間に加わったのが、パドロックをチャームポイントとした新製品ロックイット。1950年代、旅行用補助バッグとして登場したコットン・キャンバス製のバッグがその原型だ。それは、数々の伝説とともにアーカイヴに眠っていた“幻のバッグ”。現存する広告用ヴィジュアルと製品写真を元に、2006年、よりモダンなエッセンスが加えられて現代に蘇ったのだ。モノグラム・キャンバス 3モデル、スハリ・レザーでの4サイズ(PM、MM、GM、トラベル)&3カラー(ブロン、スィエンヌ、ノワール)の他に、ルイ・ヴィトンの中でもハイエンドなノマド・レザーは2サイズで展開。

なかでも、本物志向のverita世代におすすめなのが、エレガントなスハリ・ラインのロックイット。本格的なおしゃれシーズンにこそ、絶対にこだわりたいのが最上級の素材感。本物を知る世界のセレブリティをも唸らせるスハリ・ラインなら、妥協を許さないおしゃれ心を存分に満足させてくれるはずだ。このラインで使われる素材は、熟練した職人の腕によって柔らかくなめされ、木目細やかに型押しされた希少なゴート・レザー(山羊革)。見た目の豪華さはもちろん、持った瞬間からしっとりと手に馴染む心地よい感触、ヘビーローテーションもOKの耐久性は、さすがというほかない。

惜しみなく使われた上質なレザー、本体カラーとのコントラストを意識したステッチ、革の断面に施された丁寧なバニッシュ仕上げ、洗練されたスタッズ使い、モノグラム・モチーフが配された内張り…。そのディテールに至るまで、スハリ・ラインの特徴を随所に盛り込んだラグジュアリー感が自慢のロックイットは、クラシカルにしてモダン、シンプルにしてゴージャス。ルイ・ヴィトンの精神と気品を、生まれながらにして持ち合わせたスターの誕生と言えるだろう。

永遠の憧れにして、永遠の定番。今も語り継がれる数々のエピソードとともに、創業から150余年の長きにわたり歴史を刻み続けてきたルイ・ヴィトン。そこにまた、新たな仲間が加わった。そしてまたひとつ、新たな伝説が刻まれる。
( photo / pawel jaszczuk text / jun makiguchi)

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