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例えば殺人事件の容疑者のセクシー美女に、彼女を犯人だと睨みながらも欲望ムラムラの刑事が対峙する。「被害者の保険の受取人はキミだ」「彼が勝手にしたことよ」「キミが仕向けた」「そんなことできるわけないでしょう」「彼はキミに溺れていた」「あなたも私にそんな魅力があると?」と女が挑発的な視線を投げ……ってところで、ブチっ。テレビで映画を見るとこんな風にCMが入り興冷めする。正義なの欲望なのどっちなの~ってタメの緊張感が、「電話代ウキウキお得ーちぇ!」とかいう言葉でヘナヘナとしぼむ。別世界に入り込むには、緊張感と感情の持続が必要なのだ。 ![]() この1シーン1カット体験、実は誰もが日常的にしている。分かりやすいのは恋愛の始まりである。なんか二人きりになる。会話がなんとなく途切れがちになり、緊張感が走り始めたらあなたの1シーン1カットの始まりだ。続く緊張感と高まる感情が思わぬミラクルを引き起こせば、二人はもろとも恋愛と言う別世界へ。 監督+脚本:ロドリゴ・ガルシア |
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