タンゴ発祥の地、ブエノスアイレス―――頭によぎるのは二つの映画。
世界の最果てのようなこの地を舞台に、ウォン・カーウァイ監督が男同士の刹那的な愛を描いた映画『ブエノスアイレス』、そして映画『タンゴ・レッスン』ではサリー・ポッター監督自身の体験を元に、タンゴの魅力にとりつかれた女流監督のロマンスが描かれ、タンゴとは”男”のダンスたることを教えられる。
もともとタンゴは、1880年頃、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに新天地を求めてやってきた移民たちが、雑然とした港町・ボカ地区で、男同士が酒場で荒々しく踊ったのが始まりと言われている。
見ているだけで、哀愁を帯びた、それでいてセクシーなピアソラのメロディが聞こえてくる―――そんな写真展に出会った。 |
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ブエノスアイレスは写真家・森山大道氏にとって、永年来、被写体としての魅力をつのらせる土地であったという。長年恋い憧がれる街“ブエノスアイレス”に、昨年から今年にかけて二度に渡って訪れ撮影された。
賑やかな大通りに、石畳のつづく小径(カミニート)、夜の街灯りの中。沢山の野犬、戯れる子供たち、サッカーへの熱狂、タンゴを踊る男女。森山大道氏が路上をさまよい、独特の嗅覚で捉えた映像がそのままフィルムに、そして氏特有のざらついたプリントに仕上げられ、見ているうちに魅惑的で哀愁漂う街「ブエノスアイレス」の世界にのめり込んでしまう。
写真点数288ページにも及ぶ写真集「DAIDO MORIYAMA:BUENOS AIRES」が7月4日に発売。それに際しての展覧会が、エプサイトとタカ・イシイギャラリーにて開催されている。エプサイトでは撮影中の森山大道氏を記録したムービーの放映も。どこか懐かしい、そして遠い記憶をまさぐるような写真である。 ( photo / (C)Daido Moriyama )
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1938年大阪生まれ。写真家。
既成概念をひるがえす比類のない写真作品を発表しつづける。写真史を省みても、日本を代表する、もっとも重要な写真家として、常に名前を挙げられる一人であり、その独自の作風は幅広い表現分野に影響力を持つ。 |
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森山大道サイン会のお知らせ
■日時: 2005年7月9日(土) 16:00-17:30
■会場: エプサイト 詳細はエプサイト ( 03-3345-9881 ) にお問い合わせ下さい。 |
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