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日本とドイツは昔から似ている国だと言われている。歴史的にみても、どちらも19世紀に国家の統一をはかり近代国家として出発をした。(ドイツは1870年にプロセイン帝国からドイツ帝国へ、日本は1868年の明治維新がそうである。)そして、第二次世界大戦における敗戦。そこから経済復興に取り組み、今ではアメリカなどに続く世界的経済大国として成長をした。また、メルセデス・ベンツやBMW、トヨタや日産…と言えばなるほど、車大国であるという点も同じである。
2005年から続く「日本におけるドイツ年」の最後を飾る大規模展「東京-ベルリン/ベルリン-東京展」が森美術館で開催されている。日本とドイツの首都である2つの都市間で、19世紀末から繰り広げられてきた文化・芸術的交流の軌跡をたどる展覧会では、その歴史を追いながら、11のセクションに分け約500点の作品を展示している。
写真上:ボリス・ミハイロフ/『路上にて』(2001/03) Courtesy: Galerie Barbara Weiss, Berlin Photo: Jeus Ziehe, Berlin
展示は、今世紀初頭の両都市の風景と地図からスタートする。都市の歴史を踏まえながら、各時代の芸術家と両都市の関係をたどる。来日したドイツ人がもたらした影響や、ベルリンへ留学した日本人たちの活動にも光を当ててゆく。建築家のヘルマン・エンデとヴィルヘルム・べックマンをはじめ、1933年に閉校したベルリンの総合造形学校「バウハウス」では山脇 巖、水谷武彦などが学び、その後日本に亡命したブルーノ・タウトは建築から工芸における日本の美を再発見してゆく。“モボ”と“モガ”という流行語までになったモダンガール、モダンボーイを両都市それぞれの視点から見るのもとても興味深い。そして、復興の時代からフルクサス、ポップアートの時代、そしてベルリンの壁崩壊後の現代美術に至る。
大地震、二度の大戦、高度経済成長、不況など、両都市ともに崩壊と復興を繰り返してきた20世紀は、美術に限らず、建築・写真・デザイン・演劇など幅広いジャンルで多くの興味深い交流や接点があった。
本展は2006年の6月には、ベルリン新国立美術館に巡回する予定。お互いの国の歴史を知ること、共鳴しあう2都市の未来への新たな力を感じ取ることができる貴重なエキシビジョンだ。
















