未来のエネルギー源“核融合”で、65億人は生き残れるか? 核融合炉が供給する無尽蔵のエネルギー(画像提供:日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究)
65億人のサバイバル ― 先端科学と、生きていく。

温かい食事にやりがいのある仕事、忙しい毎日を支える豊かな物質。そんな充実した日常生活の延長がもたらすのは、地球温暖化やエネルギー危機、資源の枯渇といった問題の数々。世界人口が65億人を上回ると言われる今、現代人は生き残ることができるのだろうか?

(写真上):未来のエネルギー源“核融合”で、65億人は生き残れるか? 核融合炉が供給する無尽蔵のエネルギー(画像提供:日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所)

宇宙飛行士;毛利衛氏が館長をつとめる日本科学未来館が、「現代人のサバイバル」をテーマに企画展を開催している。グラフィックデザイン集団;パワーグラフィックスのポップな彩りが添えられた可動式コンテナで展開されるのは、アーティスト;クワクボリョウタ氏が監修した体験型の“サバイバー養成プログラム”。「エネルギー、フード、住環境、道具、コミュニケーション」の5つのミッションをこなすことにより、人類のサバイバル・ツールとしての科学の最前線を探究することができるのだ。

会場に入ると、あなたは 「サバイバーID」を手にして、「CHECK IN」「MISSIONS」「CHECK OUT」からなる“サバイバー養成プログラム”を体験していくことになる。

まず、「CHECK IN」では、人体に必須の元素とその量、基本的なサバイバル・ツール、さまざまな年齢・職業の人々に聞いた「現代を生きぬくために必要なもの」を通して、多様な現代人の生き方を検証。たった1人で生きるために必要なものを見つめ直す。 次に、「MISSIONS」では、エネルギー、フード、住環境、道具、コミュニケーションの5つのカテゴリーごとに、実技(今を知る)、学科(次を見据えて)、思考(さらなる先まで)という3つのステップを踏みながら、65億人が50年先も生き残るための科学技術について迫る。 そして「CHECK OUT」では、節約遺伝子やCCR5遺伝子など、人類のサバイバルに示唆的な意味をもつ遺伝子を知ることで、次世代にわたって65億人が生きていくということの意味を考える。

(写真右上):コンテナを使った会場デザイン
(写真右下):会場内で持ち歩く“サバイバーID”

コンテナを使った会場デザイン,会場内で持ち歩く“サバイバーID”
「道具」携帯電話の生産過程で見る廃棄物の量は?,「エネルギー」人工太陽をつくりだす核融合

(写真左):「道具」携帯電話の生産過程で見る廃棄物の量は?
(写真右):「エネルギー」人工太陽をつくりだす核融合。TOP写真参照

会期中、会場ではインタープリターと呼ばれる科学の通訳者が、「サバイバル・ミニレクチャー」、「サバイバル・ツアー」として、先端の科学技術をテーマごとに紹介している。遺伝子組み換えについてや、強力になりすぎた道具がもたらすもの、次なるエネルギーなど、人類が生き残るために選択していくべきものを考えることで、“今”私たちが何をすべきかを見直すきっかけとなるだろう。

サバイバル・トーク

科学だけで本当に生き残れるのか!? 5つのミッションに沿って、研究者や各カテゴリーに縁の深いゲストを招き、それぞれの“サバイバル観”を深く掘り下げる。

2007年1月20日(土) 「コミュニケーション」篇 中嶋謙互氏 ほか
2007年1月27日(土) 番外篇「サバイバル遺伝子」 徳永勝士氏 ほか
※各日14:00~、15:30~の2部構成、各回40分 事前申込不要
開催場所:日本科学未来館 1階 催事ゾーン
料金:本展 入場料のみ

<館内レストランの特別メニュー>
企画展「65億人のサバイバル」の開催期間中、7階 展望レストラン 「basara」(バサラ)では、展示の内容に連動した特別メニューとして、日本未発売の食材を使った「アイスプラント*のシンプルサラダ」(平日のみ)、植物工場で育てられた野菜を使った「未来の恵み」(土日のみ、限定10食)、2種類のサラダを用意している。
*アイスプラント…吸塩植物。土壌に塩分を含む土地でも生育可能な食物として注目されている。

企画展「65億人のサバイバル-先端科学と、生きていく。」バナー

企画展「65億人のサバイバル-先端科学と、生きていく。」

会期:2006年10月28日(土)~2007年2月5日(月)
開催時間:10:00~17:00
※2007年1月2日(火)、3日(水)は10:00~18:00 (入館は閉館30分前まで)
火曜休館
場所:日本科学未来館 1階 催事ゾーン
料金:一般(大人¥900/18才以下¥350)、団体(大人¥800/18才以下¥310)、友の会会員(大人¥400/18才以下¥150)
※常設展示見学可
※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
主催・企画・制作:日本科学未来館

お問い合せ先:日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2-41
Tel:03-3570-9151
Fax:03-3570-9150

新交通ゆりかもめ(新橋駅~豊洲駅)「船の科学館駅」下車、徒歩約 5分、または 「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
東京臨海高速鉄道 りんかい線「東京テレポート駅」下車、徒歩15分

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