

日照時間の変化が大きくなると、思い出すイベントがある。冬至と夏至の年2回、20時~22時の間、みんなで一斉に電気照明を消してキャンドルを灯し、それぞれ思い思いの夜を過ごそうというスローライフ運動「100万人のキャンドルナイト」。2003年に始まったこの運動は今や国境を越えて世界へ広がりつつある。
(写真上)埼玉県の長瀞。川の流れる音と岩畳に置いたキャンドルが幻想的な風景を作り出した。
そのヒントとなったのは、2001年にブッシュ政権のエネルギー政策に抗議して起こったアメリカ発の自主停電運動「Voluntary Blackout Movement」。これに呼応して日本でやり始めたのが、明治学院大学教授で環境NGO「ナマケモノ倶楽部」代表の辻信一さん。自身が経営する「カフェスロー」(東京都国分寺市)で電気を消してキャンドルを灯した「暗闇カフェ」を行なったのが、日本でのスタートとなった。
カフェスローでの「暗闇カフェ」は評判を呼び、辻さんは呼びかけの輪を広げていく。
(写真右)辻信一さん
その後、「大地を守る会」(有機野菜などを宅配するNGO)が「キャンドルナイト」と命名し、2003年には本格始動。以来、星川淳さん(グリーンピース・ジャパン事務局長/作家・翻訳家)、桑原茂一さん(クラブキング・代表)、白川洋平さん(ナチュラルハウス・代表)、筑紫哲也さん(ニュースキャスター、ジャーナリスト)、忌野清志郎さん(バンドマン)、オノ・ヨーコさん(アーティスト)(順不同)ほか多数の著名人も“呼びかけ人”としてこの運動に参加している。

5年目にして10回目となる今回も、日本を中心とした各所で様々なイベントが企画されている。地球上の人々がそれぞれの思いを胸に、ただ2時間電気を消すことで、ゆるやかにつながる。「原発反対!」と声を荒げて叫んだり、否定的で暗い気持ちになるよりも、キャンドルを灯して気分を落ち着かせ、前向きな思いを巡らせるほうがよっぽど有意義なのかもしれない。
(写真左)NGO発のよびかけに環境省が後援、初めてながらも日本全国に広がった2003年夏至。写真は増上寺でのイベント
会期:2007年12月22日(土) ※大阪では12月3日、5日に終了
時間:20:00~22:00
会場:各イベント会場はこちらでチェック。あなたのおうちでもできます
お問い合わせ:100万人のキャンドルナイト事務局(大地を守る会内)
東京都港区六本木6-8-15 第二五月ビル2階
Tel:03-3402-8877 FAX:03-3402-5590 E-mail:webmaster@candle-night.org









