日本橋 ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション フレンチの巨匠が提案する 高級ハンバーガー

ジョエル・ロブション氏といえば、39歳でミシュランの三ツ星を史上最短記録で獲得したとして称されるフレンチの巨匠である。そして1996年、51歳という若さでありながら、「完璧な味とサービスを求め、最高の状態で辞めたい」と潔く、パリの『ジョエル・ロブション』を閉店させてしまった。あのときの衝撃は大きく、記憶にも新しい。その後は、一流レストランを監修するプロデューサーとして、世界の料理界に影響を与え続けている。

そんなロブション氏の料理哲学が踏襲されたカフェメニューデザートを手軽に楽しめるのが、『ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション』だ。ロブション氏が提案する“カフェ”というものは、世界でも東京のここ1軒だけということは驚きでもあり、そして誇りにも思う。

この夏、ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブションから高級ハンバーガーが登場した。ハンバーガーというと、“ジャンクなB級グルメ”というイメージだが、ロブション氏の魔法にかかれば、一流フレンチの一皿になってしまうのだ。可愛らしいココット鍋に、玉ネギ、トマト、ズッキーニなどといっしょに小ぶりのパテが入り、熱々の状態で提供される。

(上)「ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブションのハンバーガー」\1,995。他にも、「グリュイエールチーズ添え」\2,105、「フォアグラ添え」\2,415がある(すべて税込)。毎日焼き上げられる特製バンズも、しっとりソフトで甘みがある絶品。パテとバンズは2個ずつ付いているので、2人でシェアしてもよし

カッペリーニ

「冷たいフルーツトマトのカッペリーニ 季節野菜とカラスミと共に」\1,470(税込)。 ピューレ状のフルーツトマトで和えられているのが、フレンチ流。カラスミの塩気がほどよく味を引き締めてくれる(8月末までの期間限定メニュー)

ロブション特別仕様で作られたストウヴ社のココット鍋は、素材から蒸発する水分だけで調理することができるスグレモノ。この滋味深い味わいは、肉や野菜本来が持つ旨味なのだ。

その旨味をさらに引き立てるのがソースと付け合わせ。肉の旨味がギュッと凝縮された自家製ソース「ジュ・ド・ブッフ」、さわやかな辛味の「フレンチマスタード」、定番の「ケチャップ」、軽い食感の「オニオンフライ」、そしてロブション氏のスペシャリテであるクリーミーな「ジャガイモのピュレ」が小さなスプーンに盛り付けられている。多彩なソース使いと演出はフレンチならでは。これらを好みでアレンジし、自家製のバンズに挟み、自由なコンビネーションで食べる新しいスタイルのハンバーガーなのだ。

付け合わせのフレンチポテトもフランス産のジャガイモを使用。軽い食感で、脇役とは言い難い美味しさだ。バラの花びらとミントが浮かべられたフィンガーボウルが用意されているのも、さすが一流店ならではの心づかいでうれしくなる。

百貨店内にあるためラストオーダーは早め。デートには間に合わないかもしれないが、このゴージャスで落ち着いた雰囲気と時間、ちょっと贅沢な軽食は、休日のショッピング帰りに、友達や母親と共に分かち合う“女だけの愉しみ” にしておきたい1軒だ。( text / miho sasaki 、photo / chikahito nagai )

(左)料理長・朝比奈悟氏。「どこにもないオリジナリティのあるハンバーガーです。パテもバンズも小さめなので、女性が上品に、オシャレに召し上がれるのもポイントです」

(右) 気鋭のインテリアデザイナー・森田恭通氏によって手掛けられた店内は、11万個のスワロフスキークリスタルをあしらった真っ赤な壁面やレースのタペストリーなど、独創的でゴージャスな空間になっている

ル カフェ ドゥ ジョエル・ロブション 料理長・店内

ル カフェ  ドゥ ジョエル・ロブション

東京都中央区日本橋2-4-1  日本橋高島屋2F 特選フロア
TEL:03-3211-4111(日本橋高島屋代表)
営業時間:10:00~20:00(LO 19:30)
定休日:不定休

その他おすすめメニュー
「ラトリエのミルフィーユ」(季節限定) \1,260
「グラスガトーとお飲み物セット」 \1,000、「ケーキとお飲み物のセット」\1,260(すべて税込)

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