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決して交通の便がよいとは言い難い西荻窪という立地にも関わらず、2002年のオープン以来、その素朴ながら質の高い料理を求めて、遠方から足を運ぶ人が絶えないと評判なのが『たべごと屋 のらぼう』。 (上)「新秋刀魚の炊き込みごはん」\2,940(税込/2~3人前)。三重の万古焼の土鍋で炊き上げるごはんは、オーダーから40~50分かかるので要注意。この年に1度の旬のごちそうを楽しみにしている常連客も多い。秋は秋刀魚以外にも、旬の素材を用いた炊き込みごはんが数種類用意される 「茄子の揚げ出し」\819(税込)。朝もぎの茄子をはじめ、ししとう、ゴーヤ、パプリカ、ズッキーニなどが一皿に。野菜本来の甘みや苦みが楽しめるこれからの季節の楽しみといえば新秋刀魚と新米!その両方の美味しさを堪能できるのが、「新秋刀魚の炊き込みごはん」。北海道・厚岸産の新秋刀魚を塩焼きにし、だしで炊き上げたあきたこまちの土鍋ごはんと混ぜ合わせた秋ならではのごちそう飯だ。 素材本来の味を引き出すシンプルで、やさしく、懐かしい味付け……。ここではいつもの飲み屋のように、お酒をがぶがぶ飲み、煙草をふかしながら肴をつまむといういつもの悪しき行為を少し中断し、真正面から丁寧な食事とお酒に付き合いたくなる。 日頃はグルメ気取りで各国様々な美味しいものを貪っていても、最終的にはやっぱり日本のソウルフードに行き着くことに今さらながら気づかされる。西荻の細い路地にたたずみ、年若い主人が営む小さなたべごと屋は、今宵も野菜と家庭の味に飢えた都会人たちの胃袋をやさしく癒してくれるのだろう。( text / miho sasaki 、photo / chikahito nagai ) カウンターとテーブル席併せて12席という小さな店内は、レトロな暖かい空間。いつも満席なので、予約をしたほうがベター たべごと屋 のらぼう 東京都杉並区西荻北4-3-5 |










