2008年のグルメシーンを締めくくるのに相応しいレストランは? という人にオススメしたいのが11月28日、六本木ヒルズにオープンしたばかりの『テール・ド・トリュフ 東京』。パリとニースにあるトリュフ専門フランス料理店で日本初上陸となる注目の一軒だ。トリュフ博士と称されるBruno氏監修のもと、前菜からデザートに至るまで、すべての料理にトリュフを使用した贅沢な黒トリュフ尽くしのフランス料理店である。
高級食材として知られるトリュフ。でも「どんな味?」「どんな香り?」と聞かれると、食べたことがある人でも返事に困ってしまうのではないだろうか。日本人になじみのある食材で例えると、ちょうど“松茸”のような存在かもしれない。お目にかかる機会が少ないためか、味や風味の記憶が曖昧だったり、“憧れ”に近い想いだけはいっそう膨らむ…。
(写真上)トリュフとフォアグラという高級美食食材の競演。最近のライト志向とは一線を画した濃厚な味わいの伝統フレンチを味わいたい『ロッシーニ 牛フィレのステーキ フランス産鴨のフォアグラソテー ポレンタ スライスした黒トリュフ』\9,000
(写真右下)ユニークな形のシャンデリアは、なんと本物の鹿の角からできているとか。ジビエの国・フランスらしい重厚さと、東京らしい洗練されたシャープさがマッチしたインテリアが見事

六本木ヒルズ内『テール・ド・トリュフ 東京』は、そんなトリュフへのぼんやりとした記憶や想いを鮮やかに塗り替えてくれる。まず、料理に使われるトリュフの量が半端じゃない。高級フレンチ店でも年間で多くて30kgほどともいわれるが、こちらは3ヵ月で50kg! 「どれもフランスから直輸入した最高品種の黒トリュフです。フレッシュなサマートリュフとは香りがぜんぜん違います」とは支配人の福田尚弘氏。取材時は子供の握りこぶしくらいありそうなトリュフの塊を目の前に、鼻の前にすることができたのだが「これぞトリュフ!」という迫力がある。スライスした黒トリュフをたっぷりかけた料理は、芳醇な香りはもちろん、その食感も存分に楽しめる。それが一皿ではなく、コースで何皿も味わえるというのだから、初体験の人はもちろん、黒トリュフ好きも感嘆せずにはいられない。
店内はダークブラウンを基調としたシックで落ち着いた雰囲気。ニースにある店舗などはむしろ、フランスの雰囲気のある片田舎風情で彩られているというが、ここ東京六本木ヒルズ内のお店は、アットホームな中にも洗練されたインテリアが設えてあるのが特徴だ。8名から最大22名ほどが集える個室は暖炉と本棚があり、大切な人とのパーティーや接待などにも最適だ。扉は防音扉で、液晶TVやDVDも完備しているので、ホームパーティに招かれたようなくつろぎの中で、トリュフを存分に味わえるのだ。
併設されたショップではトリュフを使ったオリーブオイルやはちみつ、ジャムなども販売。食事をしない人でも購入可能というのがうれしい。「高級食材を扱っていますが、ビストロのような雰囲気を大切にしたい。接客もかしこまったものではなく、温かみのあるものを目指しています」とは福田支配人。場所柄、外国人の客がふらっと立ち寄ることも多いという。触れる機会を増やすほど、自分にとってのトリュフの魅力は確実に高まる。大切な記念日に高級ビストロに行くという感覚で。今年のクリスマスはちょっと奮発して、肩肘張らない相手と一緒に「トリュフを食べた!」という満足感に浸るディナーなんて、いかがだろうか?
(text/yuko kotani、photo/chikahito nagai)
(写真左下)オリーブオイルはパンに付けたり、パスタやグリルに使うと味がぐっと深まる。手みやげや日常をちょっと贅沢にするアイテムに『黒トリュフ風味のオリーブオイル』50g/\2,400、250g/\6,200、500g/\9,200、『白トリュフ風味のオリーブオイル』50g/\2,400、250g/\6,200、500g/\9,200、『黒トリュフ』12.5g/\8,000
(写真右下)フランスでも8割の客が注文する人気の一品。刻みトリュフたっぷりのソースが美味。ジャガイモとトリュフの相性も抜群『ローストした北海黄金ポテト トリュフクリームソース スライスした黒トリュフ』\6,500
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「テール・ド・トリュフ 東京」
東京都港区六本木6-10-2六本木ヒルズヒルサイド
けやき坂コンプレックスB1
Tel: 03-5786-6655
営業時間: ランチ 11:00〜15:00
ディナー 17:30〜23:00 (L.O.22:00)
定休日: 不定休
席数: 64席、個室あり
ランチはコース¥8,500のみ。ディナーのコースは¥15,000と¥22,000でアラカルトもあり。併設されたブティックには、トリュフを使用したオリーブオイルやはちみつ、ジャムなどを販売。
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