

女性は、キラキラと輝く美しいものに目がない。ジュエリーだけでなく、食器やオブジェにも用いられ、宝石よりも少し身近な存在であるクリスタルも、日常に輝きをもたらしてくれるお気に入りのアイテムではないだろうか。
(写真上) KINOKO 大¥21,000、中¥15,750、小¥10,500

日本が誇るクリスタルブランドといえば、HOYAクリスタル。1945年に東京都保谷市(現在の西東京市)でクリスタルガラス食器の製造を開始して以来、進駐軍や輸出向けの食器、皇居のシャンデリアなど確かな商品を生産してきた。ブリュッセル万博でのグランプリや幾度にも渡るグッドデザイン賞受賞など、高い評価を受けてきた歴史あるブランドだ。最近では、昔ながらの技と伝統にどこか“今”的な時代性を差し込みつつ、スタイリッシュなライフスタイルを提案していきたいとリブランドに力を注ぐ。
(写真右)青山店の1階。奥には本棚がクリスタルが持つ可能性と価値観を改めて問い直したことで、2年ほど前からは、ノンエイジ、ノンセックス、本物のクリエイションが分かる大人感覚の人に向けたアイテムを続々誕生させている。現在、ブランドの根底にあるのは、“東京カルチャー”というテーマ。世界から注目を集める東京ブランドのパワーを強く打ち出した。

生意気のオブジェ ¥84,000~¥1,575,000
そんなHOYAクリスタルの新しい世界観を表しているのが、2007年10月にオープンした南青山のコンセプトショップ「HOYA CRYSTAL TOKYO」だ。中村拓志が手掛けた建物は、リブランドにあたって選ばれたキービジュアル“廃墟の中で輝くクリスタル”を意識。1階は“秘密の花園”をコンセプトとしたガーデンになっている。ショップ奥には書斎をイメージしたスペースも。大きな本棚には、話題の選書集団「BACH」がセレクトした幅広いジャンルの本が並ぶ。地下1階には、少しダークで退廃的な雰囲気の中、ギャラリーとしても使える非日常的なスペースが広がっている。

そんな店舗で展開される新生HOYAクリスタルの世界。その象徴とも言えるのが、東京カルチャーを代表するアーティストとのコラボレーション商品だ。筆頭は、リブランドに取り組んで初めてのコラボとなった、クリエイティブユニット「生意気」と取り組んだデキャンタ。目玉や宇宙人を思わせるちょっとキッチュなクリスタル製品は、レトロ感と斬新さを併せ持つ高いデザイン性が魅力だ。広告や雑誌で活躍する「伊藤桂司」の“小鹿”も人気。バンビは思い入れを持つ人が多いデザインだが、可愛いだけでなく物悲しげなところが特徴的。イラストレーター「牧かほり」とのコラボは、バッタがモチーフ。躍動感と有機的なパワーを感じさせつつ、エレガンスも忘れない印象的なプロダクトだ。
その他、HOYAクリスタルでは、毒気が漂う“スカル”や“キノコ”、ドットをモチーフにした遊び心たっぷりの“TAWAWA”、形あるものがどろどろと溶け出す迫力を表現した“SHIZUKU”など、ユニークなアイテムが揃う。
(写真右) 牧かほりの飛蝗柄をエングレービングしたデキャンタ ¥1,050,000
光学ガラス製造の技術を生かした最高の素材を武器に、クリスタルの可能を広げ続けるHOYAクリスタル。生活の中に取り入れてみれば、見慣れた風景の中にも、ちょっと特別な輝きをプラスしてくれそうだ。
HOYA CRYSTAL TOKYO
東京都港区南青山5-14-3
Tel:03-5468-6801
営業時間:月~土 11:00~20:00、日・祝 11:00~19:00
定休日:水曜日









