7月5日(土)に行われた第21回目となるverita Live! 「粋なしぐさで浴衣美人」。会場となった東京ミッドタウンのアトリウムへは多くの方にお越しいただき大盛況となりました。“江戸しぐさ”の語りべである越川禮子先生とHIROCOLEDGEディレクターの高橋理子さんのトークに、七夕にちなんだ「そうめん茶屋」、そして浴衣を纏った女性たち。七夕に寄せて、日本の夏を実感していただけたのではないでしょうか。さっそくレポートしていきたいと思います!

来場風景

土曜日の午後、ショッピング中のお客さんでにぎわう東京ミッドタウンのアトリウム。verita読者約30名が集いました。中には艶やかな趣の漂う和服で来場される方もいらっしゃいました。

皆さん「なかなか夏着物を着るチャンスがないので、今日は着てこれてよかった」とお気に入りの浴衣を披露してくれました。どの夏着物も、それぞれに趣があり、涼しげで心地よい風情を醸し出していました。

来場風景

特設されたステージでいよいよ、越川禮子先生と高橋理子さんのトークショーがスタート。

江戸しぐさの「いき」とは、京の「粋(すい)」とは違って、威勢を示す“いき込み”からきているとも言われるそうです。 身の回りに気を配り、元気に生き生きと暮らすことを「いきに生きる」と呼び これが江戸しぐさの根底にくる江戸っ子の行動規範でした。

来場風景

越川禮子先生は、御年82歳! 高橋理子さんとは50歳の年齢差があるとのことですが、声にも張りがあり、その若々しさに一同も驚きでした。

高橋理子さんが越川禮子先生に「江戸しぐさ」の根底に流れる江戸の美意識「粋(いき)」について伺っていきます。「江戸っ子」の5つの定義は、どれもがみな意味深く、改めて見つめ直したいものでした。

1 一期一会を大切にする (みな仏の子として接する)
2 時間どろぼうをしない
3 肩書きを気にしない (人間性を見る)
4 遊び心がある
5 世辞(大人の言葉)が言える

何事も自分の頭で考えて臨機応変に行動する、そういう癖を身につけて、些細なしぐさに「粋(いき)」な心いきが表れるような生き方が江戸しぐさなのかもしれませんね。

「若い人たちの感性を信じたい」とおっしゃられる越川禮子先生。そのお話しにうなずくHIROCOLEDGEディレクター高橋さんのデザインする浴衣は、粋(いき)な精神を表現し、とても素敵でした。

来場風景

会場からは、来場者自身が「和服」を着るようになった理由など、ご自身の体験を交えた感想や質問が上がりましたが、どの質問にも、真摯に、そしてとても自然体でお答えになられる越川先生がとても印象的でした。

来場者には、「石村萬盛堂オリジナルスイーツ」と「ゼロ分のゼロ茶」が配られました。石村萬盛堂のスイーツはマシュマロの中に白餡が入っているものとチョコレートが入っている2種類をご用意。そして「ゼロ茶」は、茶師のこだわりから生まれた、有機栽培で育った茶葉100%と山紫水明な東白川村の水(活性水)で作られたお茶です。

スイーツ
来場風景

一時間半にわたるトークショーが終了し、お帰りになる皆さんも笑顔。

お帰りの際には、夏の季節にも涼しさを感じられるGUEST & MEのソープと、イベントのために染められたHIROCOLEDGEの手ぬぐいをお持ち帰りいただきました。

お土産
当日は、会場に隣接したHIROCOLEDGEのスペシャルストアにて新作の浴衣や手ぬぐい、バッグなどのグッズを販売していました。どれもユニークでオリジナリティ溢れるアイテムばかり。期間中にぜひ訪れてみてください!※好評につき7月21日(月)まで会期延長となりました。
Special
■HIROCOLEDGE オフィシャルWebサイト

≪ 協賛・協力企業 ≫
GUEST&ME SHOP東京ミッドタウンショップ・アンド・チェック・ジャパン 株式会社
有限会社新世紀工房株式会社石村萬盛堂NPO法人江戸しぐさ

参加者の感想

■越川先生の「たった一度の一期一会の人生」と考えるここが大事とおっしゃっていたことが、身に染みました。(会社員・34歳)

■江戸しぐさをテーマとしたとても良い話が聞けました。また、高橋さんも素敵な方で、ブランドに興味を持ちました。(会社員・39歳)

■越川さんのご年齢に驚きでした。全く信じられないほどお若くて、越川さんこそがイキイキとして、粋の代表だと思いました。上に立つ者から挨拶をする、というのが、上に立つ者として身に染みました。(フリーランス・32歳)

■自然と出る表情やしぐさ、言葉が、相手を思いやる心につながるというのは大変すばらしいことだと思う。(会社員・38歳)

■先生のお言葉にあった「一生は一度しかないので気持ちよく」というフレーズが、頭に残りました。(会社員・28歳)

■“江戸しぐさは相手を思いやるマナーではなくて、習慣のようなものである”という言葉に改めて共感いたしました。同居しておりました祖母を思い出しました。(会社員・27歳)


講師プロフィール
越川禮子 さん
越川禮子 さん

1926年、東京生まれ。青山学院女子専門部家政科を卒業。1966年、女性スタッフのみで市場調査と商品企画などを手がけるインテリジェンス・サービスを設立し、代表取締役社長に。現在は社主。1986年、アメリカの老人問題を取材したドキュメント「グレイパンサー」が「潮賞ノンフィクション部門」の優秀賞を受賞。その後「江戸しぐさ」の伝承者に師事し、現在は合理的で科学的、美的でしかも人にやさしいイキな「商人道・江戸しぐさ」をはじめ、アクティブシニアについて取材、研究、執筆をしている。 常に共通テーマは一貫して「共生」。NPO法人江戸しぐさ理事長「語り部の会」を主宰。

※ご本人の体調がすぐれない場合に、「江戸しぐさの語りべの会」より代理人を立てさせて頂く場合がございますが、予めご了承ください。

高橋理子 さん
高橋理子 さん

1977年生まれ。東京藝術大学で染織を学び、同大学大学院修士課程修了後、アパレル企業にてデザイナーとして勤務。その後、同大学大学院博士過程に再入学。2005年フランス外務省AFAAの招きにより、PARIS CITE INTERNATIONALE DES ARTSで活動。パリでの個展開催等を経て、2006年に自身のブランド「HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)」を設立。2007年には、ミス・ユニバース日本代表の森理世氏のナショナルコスチュームを担当。また、同年8月、21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン内)にて開催されたサマープログラム「落狂楽笑 LUCKY LUCK SHOW」に参加し演者のひとりである柳家花緑師匠の衣裳を手がる。2008年3月、同大学大学院博士過程修了し博士号(美術)を取得。活動は、工芸、ファッション、アートなど、あらゆるジャンルの垣根を越え、日本の伝統に進化を加えた作品を生み出している。

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