music旅の叙情を詰め込んだメロウなパック

新年を迎えたばかりの1月は、とても清清しい時期である。さて今年は何をしよう?どんなアイテムを買おう?どこに国に行こう? 期待や不安、いろいろなことを考えながら1年間の計画をたてる。でも今年の冬は一段と冷え込みが厳しい…思考に反して体はなかなか外には出て行かないのである。そんなときはしようがない、イマジネーショントリップをしよう!どうせ行くならとびきり暖かい南国へ、そして思いっきりのんびりできる場所。バリのスパでマッサージ、グアムの高級ホテルのガーデンでお茶をする、モルディブのヴィラで太陽と一緒に目覚める、ハワイでゴルフを楽しむ…。

そこで聴きたくなるのが『Blktop Project』。トミー・ゲレロとレイ・バービー、そして彼ら同様にプロのスケーターでありミュージシャンでもある、マット・ロドリゲスの3人によるプロジェクトは、テーマが“旅”である音を作ってしまった。なんと、音のルーツを探すためにメンフィスからシカゴまで実際に彼らが旅をしながら作ったというから、それはまさに“旅の真空パック”と言うにふさわしい。難しいことは抜きにして、とにかく旅のスピード感、勢い、スリリングさ、ノリ、泣き…がいっぱいで、旅の情景がパッと思い浮かぶのだ。そしてすべての曲に共通して流れるメロウでゆったりとした空気。

これを聴き終わったあとは、2通りの感覚に襲われる。旅が終わってしまった物悲しさ。そしてもうひとつは始まりへの可能性。今年行きたい国、これから進むべき道への期待。どうなるも、すべては自分自身が決めるのだ、というわずかな不安。遠い記憶にあった若かりし日の将来の憂鬱かもしれない。そしてやっぱり今年もたくさんの旅をしたいと思うのだ。

次回は、下田法晴さんにかわり新ナビゲーターを迎えてリニューアルしパワーアップした“music”をお届けします。どうぞお楽しみに!
 

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