僕がオススメするのは、高木正勝さんの『 opus pia 』。高木さんは、アンビエント的な音楽を作ったりもする方で――この作品自体出たのは結構前ですが、とても気にいっている作品です。明確なビートがあって「こう」という形はないんですが、ピアノのメロディを軸に、アンビエントとしていろんな表情からイメージを見せてくれます。
takagi masakatsu 『 opus pia 』
音楽的なアプローチにもシンパシーを感じています。僕自身もそうなんですが、音楽って過去に体験したイメージを、いまの自分を通しながら曲に置き換える作業なのかなと思います。高木さんのこの作品を聴いていると、ピアノの音に子供の声が被ってきたり、自然のノイズがふとしたタイミングで入ってきたりと――何だか、自分が子供だった時のことを思い出すような気がするんです。とても鮮やかに。
ちなみに、僕は仙台生まれなんですが、小さな頃に住んでいた家の周りは本当に何もなかった。それこそ全部自然みたいな環境で。あの頃を思い返すと、確かに何もない環境だったけど、反面何にも束縛されていなかったし、発想も大人にはない自由さがあったんじゃないかと。高木さんの音楽から、改めてそういうことに気付かされます。
美しいメロディとエモーショナルなリズムが織り成すサウンドは、あらゆる生活シーンに心地よく浸透していく。クラブ、ダンスといったジャンルの枠を飛び越え“cafe music”“休日の音楽”の定番となった新作はリミックス・ワークにフォーカスしたコレクション・アルバム。
FreeTEMPO 『 IMAGERY 』
FreeTEMPO
FreeTEMPO /半沢武志
仙台を拠点にDJ、作曲活動を繰り広げる半沢武志のソロ・プロジェクト。2001年6月にイタリアのIRMA RECORDSからリリースされたコンピレーションCD『 LA DOUCE PARTY 5th anniversary 』に参加し話題を集めた。2002年1月にforestnauts recordsからデビューミニアルバム『Love affair』をリリース、これまで3枚のアルバムを発表し、いずれもロングセラーとなっている。美しいメロディとエモーショナルなリズムが織り成すサウンドは、あらゆる生活スタイルのシーンに心地よく浸透していきクラブ、ダンスといったジャンルの壁を飛び越え<カフェミュージック><休日音楽>の定番となっている。