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Wu-Tang Clan『Enter The Wu-Tang』 by Low Budget Soul
束縛や制限のないものこそ真の楽しみ

僕が多大なる音楽的影響を受けたのは、1990年代初頭、斬新な音を生み出していた新生ヒップホップ・ユニットのWu-Tang Clan、そしてラッパー兼プロデューサーのRZA。彼らの楽曲はあまりに斬新だったため、初めて聞いたときから彼らの作りだす音に恋に落ちてしまった。もちろんこの出会いが僕を音楽制作への道へとさらに押し進めたことは言うまでもない。

映画『少林寺』の効果音をサンプリングして楽曲に組み入れるなど、RZAは型にはまらない自由なかたちで音楽制作を展開していた。僕はその自由で制限のないアプローチがとても好きで、束縛や制限のないものこそ真の楽しみだと思っている。

1993年にリリースされたWu-Tang ClanのデビューアルバムこそRZAの世界観の集大成とも言えるものだった。音はとても硬派だったけど、ソウルの要素もたくさん含まれていた。例えば、『Can It All Be So Simple』。この曲は『The Way We Were』/Gladys Night & The Pipsをサンプリングし、後にヒップホップ・クラシックになっている。こういったトラックが僕の今のインスピレーションの源となっていることは間違いない。僕の音にはソウルの要素、オーガニックな響き、そして感情が漂う感じが不可欠で、僕の音創りのルールとも言える。

RZAをはじめとする僕に影響を与え続ける新旧プロデューサー達に心からお礼を言いたい。僕にとっては彼らが原点であるが、他にも影響、感銘を受けるものはたくさんある。そして、それら全てに感謝し、今後音楽の旅をする中で共鳴していくこととなるだろう。 この短い執筆の中で、僕の音楽へのインスピレーション、愛、そして”Low Budget Soul”への思いが少しでも伝わってくれていたら嬉しい。ヒップホップそして、『Enter The Wu-Tang (36 Chambers)』に感謝して。

(text / Tris ‘Ol’ English’ Browne producer of Low Budget Soul)

NewRelease Low Budget Soulデビューアルバムの日本盤、好評発売中!

『Strangers to the Ordinary』
日本盤(オリジナルデジパック仕様、ボーナストラック3曲収録)

Break Reformを輩出したAbstruct Blueの立役者、Simon Sが手掛けるUK発6人構成のニュープロジェクトLow Budget Soul(ロウ・バジェット・ソウル)。その天才的ヴォーカリスト、Randolph MatthewsとプロデューサーのOl' EnglishによるNuSoulユニットのデビューアルバムは、「ジャジー」で「メロウ」で「ソウルフル」な心地よい内容となっている。

発売日 2007年3月28日
品番 RFNR-1001
価格 ¥2,400
ジャンル Soul、NuSoul、RnB
お問合せ REFINE RECORDINGS/blind seven inc.

『Strangers to the Ordinary』

Low Budget Soul(ロウ・バジェット・ソウル)

Low Budget Soul(ロウ・バジェット・ソウル)は、Randolph Matthews(Lead & backing vocals)、Marcia Escoffy(Lead & backing vocals)、Deborah Jordan(Backing vocals)、Akwasi Mensah(Keys&Bass)、Tello(Percussion)、Nathan Allen(Drums)による6人構成のユニット。新人アーティストながら本国UKでは、Gilles Peterson、Norman Jay、Patric Forge、Mad Mats、Dirk Rumpff、Giant Step、Kev Beadleなど先鋭のDJ・アーティスト・レーベルから支持を得ており、デビューアルバム『Strangers to the Ordinary』はオーガニック・グルーヴの定番アイテムとして各方面から注目されている。

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