ゴダイゴ 『MAGIC CAPSULE』
ふと気付いた“自分の原材料”

「あ、懐かしいなあ」なんて思って、聴いたレコードの中に自分の原材料を見つけると、思わずニヤニヤしてしまいます。特別意識してなくても気がついたらやっぱり、ドロドロとそういうものって滲み出てきてるんですよね。ちょっと自分でも忘れかけてましたが、自分の原材料の50%近くは、多分ゴダイゴ(GODIEGO)なんだと思います。

中でもアナログ2枚組だったライブ盤「MAGIC CAPSULE」は、その50%の内の80%近くです、わかりにくい??? ほぼベスト盤みたいなアルバムで、既に持ってたドーナツ盤(7インチ)のシングルがライブ演奏で、しかもほとんどが英語ヴァージョン(ゴダイゴといえば、英語と日本語ヴァージョンを必ずシングルでは作っていた)で収録されてました。歌はもちろん、すべての楽器のソロやらキメやらフィルやら、タケカワさんのMCや観客の歓声の上がるタイミングまでを一緒になって口ずさんでました。いわゆる丸覚えってやつですね。

リアルタイムで入手した当時(筆者4、5歳時)はカセットテープで購入して「激聴」の結果、テープがノビノビになってラジカセのヘッドに巻き付いて死亡。その後、アナログ盤を知人から入手して(筆者、中学生時)愛聴するも、聴き過ぎによる摩耗で音がボロボロ状態に。それから、耳にすること無く十数年経ったつい去年、友人の車に乗ってたら、カーステのCDプレーヤーがぶっ壊れて、カセットテープしか聴けない状況に陥ったんですけど、その時、思わず高速のサービスエリアで買った「ゴダイゴベスト」らしきテープ。それで「Monkey magic」やら「MAGIC CAPSULE」「はるかな旅へ」を聴いて完全にフラッシュバック、でした。車内で歌う歌う……イントロからエンディングまで休み無し。

「Monkey magic」のレコーディング・ヴァージョンの間奏とエンディングのアナログシンセ・ソロはプレイもミックスも、ありえないくらいにカッチョいいし、「MAGIC CAPSULE」の途中マイナー進行に入るきっかけのピアノは渋過ぎだし、「はるかな旅へ」のオルガン始まりにテンションが上がる……わあ、たまらん! とばかりにすかさず、ライブ盤「MAGIC CAPSULE」をCDで再購入(近々紙ジャケで再発するみたいです)。十数年ぶりに、着火するゴダイゴ熱。

と、ここまできて友人の一言。「ゴダイゴって、めっちゃカズタケっぽいね」……あ、そうか。今となっては、HIPHOPやHOUSEにゴッソリやられて音楽を作ってる自分の影となってちらちら表れるもの。それ、間違いなくゴダイゴです。てか、(編曲/キーボードの)ミッキー吉野さんってことかなあ。いや、ゴダイゴの曲ってことか……まあ、どっちでも一緒か。

とにかく、ライブ盤「MAGIC CAPSULE」は自分にとっては童謡みたいなエッセンシャルな作品、完全にタケウチカズタケの原材料です。
(text / Kazutake Takeuchi)

NewReleaseファンキーでエモーショナル!タケウチカズタケ初のソロアルバム
タケウチカズタケ 『UNDER THE WILLOW –panda-』

美しい主旋律と底力を感じさせるビートが交錯するグルーヴィーな9曲が収録された、タケウチカズタケ名義としては初のソロアルバム『UNDER THE WILLOW -panda-』が、1月23日発売となる。持ち味である自由に跳ねまわるようなピアノが印象的なインストヒップホップチューンは軽快にしてメロウ。老若男女問わず、聴いたら踊らずにはいられない楽しげな仕上がりだ。
タケウチカズタケ 『UNDER THE WILLOW –panda-』
2008年1月23日発売
FNSR-007 ¥1,680(税込)
販売:FLY N` SPIN RECORDS
全国主要レコード店及びFlying Booksメールオーダーサービスにて取り扱い
試聴はこちらから

ソロアルバムリリース記念ライブ
2月3日(日)に大阪・心斎橋鰻谷sansui、2月17日(日)に東京・青山 月見ル君想フにて1人演奏ライブを予定

タケウチカズタケ

ヒップホップバンドSUIKAやハウスオーケストラA Hundred Birds、D.I.T.Aなどで、キーボーディスト及びプロデューサーとして活躍する。ステージパフォーマンスにも定評がある。

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