culture
医学と芸術展@森美術館、関連イベントも充実 [ update:2009-12-28 12:00:00 ]
太古の時代から、人間は自らの身体のメカニズムを探求し、その美を描くことを試みてきた。一方で人間は、みずからの姿を、理想の美を体現する場の一つと位置づけ、古くから美しい身体を描くことを試み続けてきた。東京・六本木の森美術館では、2010 年2月28 日(日)まで、「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る」が開催されている。
解剖図を残し、《モナ・リザ》を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチは、科学と芸術が出会う場所としての身体をテーマにした象徴的なクリエイターだと言える。この展覧会は、近年の医学の状況を踏まえ、ロンドンのウエルカム財団から借用する約150 点の貴重な医学資料や美術作品に、アンディ・ウォーホル、円山応挙、デミアン・ハースト、やなぎみわなどの現代美術作品約30 点を加えて、医学と芸術、科学と美を総合的なヴィジョンの中で捉え、人間の生と死の意味をもう一度問い直そうというユニークな試み。日本初公開となる作品も含む英国ロイヤルコレクション所蔵のレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図3 点も展示公開される。
関連イベントも目白押し。インダストリアル・デザイナー、山中俊治も出演するセミナー「生物のかたちと人工物のかたち」(2月4日)や、解剖学者の養老孟司やアーティストの松井冬子らがレオナルド・ダ・ヴィンチの解剖図を読み解き、医学と芸術の新たな可能性について語り合くトークセッション「医学と芸術が出会うとき」(1月11日)にも注目したい。
■医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る
会期:開催中~2010年2月28日(日)
会場:森美術館 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階 Tel 03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~22:00(火曜のみ17:00まで。但し、12/29(火)は22:00まで)※入館は閉館時間の30分前まで
入館料:一般¥1,500、学生(高校・大学生)¥1,000、子供(4歳-中学生)¥500
前売り券はチケットぴあ[P コード:688-814]で発売中
(写真)
ジル・バルビエ
《老人ホーム》
2002年
ろう人形、テレビ、ミクストメディア
サイズ可変
マーティンZ.マーギュリー氏蔵、マイアミ、アメリカ
Courtesy: Galerie G.-P. & N. Vallois, Paris
ヤン・ファーブル
《私は自分の脳を運転するII》
2008年
医療用シリコンに塗料、ワックス、布、皮、金属
約 43 x 29 x 24 cm
Courtesy: DEWEER gallery, Otegem, Belgium
Photo: Dirk Pauwels / DEWEER gallery, Belgium
(c)Angelos






