culture
深い感動を与えるロベール・ドワノ写真展 [ update:2010-03-16 12:00:00 ]
生涯、パリ近郊の庶民的な環境に魅了された写真家Robert Doisneau(ロベール・ドワノ)の作品が、アンリ・カルティエ・ブレッソン財団が運営するギャラリーで展示されている。
工場の空き地でサッカーをする少年たち、アフリカ人を真似て楯と鉾の遊びに熱中する様子や捨てられた車を遊び場にする子供たちを、他愛もない様子で捉えるドワノの眼差しは、当時の社会風景を見事に描写する。しかし、展示会タイトルにも引用された“職と作品”の意図することは、写真が単なる媒体としての道具ではなく、作品として表現する力を主張しているのだろう。アンリ・カルティエ・ブレッソンとは、写真家としてのスタイルは異なるものの、童心から溢れるユーモアは互いに尽きることなく、深い友情を結んだ仲である。
第二次世界大戦を挟んだ1930年から1966年の期間に撮影された100点ほどが核となり、ドワノの作品は、再び我々に深い感動を与える。
(上写真)Robert Doisneau
Le nez au carreau,1953年
©Atelier Robert Doisneau
(取材 Kaoru URATA)
■Du métier à l’oeuvre(職から作品)展
会期:2010年4月18日迄
会場:La fondation Henri Cartier-Bresson
2 Impasse Lebouis
75014 Paris, France
01 56 80 27 00






