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ヒロコ コシノが魅せる“不失花”の精神 [ update:2009-07-02 17:32:00 ]
コシノヒロコが、先月台湾で開催された「Taipei in Style」にて2009-10A/Wコレクションを発表した。これは台湾と日本における文化交流の一環として実現したイベントで、国際的デザイナーを招致することにより、台湾デザイナーのレベルアップや育成を含む、台湾ファッション界全体の発展を目的としたもの。
コシノヒロコといえば、先だって作品を発表したパリでも17年ぶりのコレクション復活とあって話題を呼んだばかり。初心に戻って改めて世界の大舞台に挑むも、そこはさすが大御所。和洋折衷の美しさを見事に昇華した、パワフルでエネルギー溢れる独自の世界観を披露した。
今シーズンのテーマは「不失花(うせざるはな)」。これは世阿弥の書『風姿花伝』にでてくる言葉で、生涯にわたって花を一枝もつには稽古第一という教訓が秘められている。
キモノスリーブや帯ベルトといったジャポニズムの要素に、西洋のエッセンスをミクスチャーさせ、その奥深いコンセプトを自ら体現したヒロコ コシノ。いつまでも色あせることのないアイデンティティは、きっと台湾の若手デザイナーにも多大なる影響を与えたにちがいない。
(text / yoko kondo)






