
大人のための真の寛ぎの場として人々を魅了している「二期倶楽部」。1986年の登場以来、日本のホテルシーンを牽引しながら静かに熟成し、時を刻んできたこの極上リゾートが、さらなる進化を遂げた。洗練と安らぎはそのままに、二期流の新たな発想が織り成したその空間には、ゲストの心と体をクリアな状態へ導くための、さりげなくもパーフェクトなもてなしが満ちている。
茶臼岳を主峰に連なる山々と、その麓に広がる大自然が風趣あふれる風景を紡ぎ出している那須高原。歴史ある避暑地として旅の粋人たちを魅了してきたこの地に「二期倶楽部」は凛とした面持ちで佇んでいる。こちらはもともと会員制のオーベルジュだったが、後に一般にも門戸を開くことで、より多くの人々の中に浸透していくこととなる。そして、二期の名を改めて世に知らしめるきっかけとなったのが、2003年に創出した「NIKI・CLUB & SPA」だ。現在の宿の新潮流ともいえる“滞在型”スタイルをいち早く取り入れた「NIKI・CLUB & SPA」は、日常とは明らかに異なる高揚感をまといつつも、そこに暮らしているかのような寛ぎの時間を約束してくれる。
パビリオンは小さな村をイメージしてロの字型に配置。中心の広場を介し、ゲスト同士が自然に交流できるようになっている
「NIKI・CLUB & SPA」があるのは、42,000坪の広大な敷地を有する「二期倶楽部」の一角。北側のゲートを越え、揺らめく緑のカーテンを過ぎると右手にギャラリーのような佇まいのメイン棟が。2階からなるこちらの棟には、レセプションをはじめレストランやスパなどが設けられている。そして、メイン棟の前の木々を透かして見えるのが12棟24室からなる“パビリオン”と名付けられた宿泊エリアだ。四角いBOX型の建物をロの字に集約したパビリオンは、コンクリートの外壁に木製ルーバーを囲うことで、隣接する部屋との遮音性を保ちながら自然との調和もとられている。全室ともに華美な装飾を排したシンプル&ナチュラルな内装だが、ルイスポールセンのAJ floorや名匠・ヤコブセンのスワンチェアなど、何気なく置かれたアイテムからハイレベルな演出を感じとることができる。
四季ごとの移ろいを映す自然、その恵まれた環境に合わせた心地よい空間――。もちろん、これだけでも十分満足できる。が、「NIKI・CLUB & SPA」の最大のコンセプトは、ゲストの心身を浄化し再生すること。初めて滞在するならば、まずはこの“浄化と再生”を意識した「ホリスティック・プログラム・ステイ」の利用をおすすめしたい。
生姜とラヴェンダーの香りが心地よい夏野菜のジュレ。皿を華やかに縁取っているのは、敷地内の「キッチンガーデン」で採れた無農薬野菜
1泊でも効果が実感できるというこちらのプランは、120分を要して行うオーダーメイドのアロマトリートメントと、自家菜園の無農薬野菜をはじめ、地の物をふんだんに用いたヘルシーなスパ・キュイジーヌが3食付いた贅沢な内容だ。特に、食に関してはじっくりと堪能してほしい。最良の素材と多彩な技法から生まれる軽やかな一皿は、美食のなんたるかを心得た女性もきっと納得することだろう。 (text / chinatsu umezawa、photo / ikuko hirose)
二期倶楽部 NIKI・CLUB & SPA
栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
Tel:0287-78-2215
部屋数:24室(露天風呂付客室2室)
料金:¥42,000〜(ルームチャージ)
「ホリスティック・プログラム・ステイ」
¥70,000〜(1泊3食、アロマトリートメント付 2名1室お一人様料金)









