都心から約1時間半。電車の通らない守られた土地、葉山。相模湾の向こうに富士山を望む一色海岸は、ゆったりと弧を描く美しい白浜。御用邸があるだけにどこか優雅な気を持つ土地。間違いなく他のどこにもない特別な空気が流れているのを肌で感じるだろう。その空気に包まれているだけでも極上のトリートメントを受けているようだが、今回おすすめしたいのは、小高い山と海の狭間の限られたその海辺に佇む「Nowhere but Hayama(ノーウェア バット ハヤマ)」。
ただいま。まるで懐かしい我が家に訪れたかのよう。そこには人々が暮してきた歴史があるからなお、そう感じるのであろう。あの故石原裕次郎氏もヨットでよく遊びにきていたという古民家を改装して今年オープンしたのがここ、ノーウェア バット ハヤマ。一週間単位で予約できるプライベートな滞在型のホリデーホームだ。自分の別荘のようにドアを開けるところから開放的且つ極私的な休日が始まる。

背の低い玄関をくぐると、なかなか現代では見ることができない板の間が現れる。正面に見える木箱を積み上げたような螺旋階段が彫刻的。全体的に大正、昭和を感じる家全体で特に印象的なのは、明るい木目の暖かみのある北欧風キッチン。床暖房が完備してあり、とてもモダンだ。
古民家を蘇らせたのは、建築家の吉村靖孝氏。新築を建てるより難しく、骨組みやタイル、ガラス、木材、梁、長州瓦など補強しながら残し、日本家屋の中にもう一軒の家を建てるように、新たな息づかいをもたらした。その室内はどんな角度から見ても麗しい。
モダンなキッチンを抜けるとまた和の空間に戻される。寛ぎの畳の間が2つとベッドの和寝室。茶室の障子の桟や欄間の透かし彫りも繊細。細部に至るもののあしらいなどを見れば忘れかけている日本の美意識を呼び覚ましてくれるだろう。時を経てきた確かなものに囲まれていると心落ち着き、豊かな時の流れすら感じる。
2ベッドルームあるので、友人同士や2家族での滞在も8人まで可能。食器類や調理器具から洗濯機まで、生活に必要なものもひと通り完備。小さな子どもを連れていてもここなら他のお客さんに気兼ねすることも、遊び場の確保に悩むこともなく、のんびりとくつろぐことができる。
滞在中に友人や家族などを招いてパーティを開くのもいい。秋谷の海沿いにある“サボり”をテーマにしたショップ「3knot(サンノット)」は、ケータリングや出張焚き火カフェをアレンジしてくれるので、大変な準備も手間も無くリーズナブルにパーティを楽しむことができる。それぞれのプランにあわせた料理や飲み物、デザート、ビールサーバーなど個性的な仕立てにはうっとりするほど満足。葉山に住む人たちとの交流も楽しく、またここへ戻ってきたくなるはず。
ここから東京都内への通勤も意外と可能だ。夜と週末だけリゾートに戻るという使い方はちょっと贅沢な過ごし方だが、北欧などではよくあるリゾートのすごし方。ネット環境も完備されている。海風を聞きながら眠りにつき、波音で目覚め、海辺で朝日を拝む静かな時間が持てるだけでも心が解放され、気分を転換できるはず。
何もないように見えて、何かある。葉山らしいギャラリーやショップ、カフェ、有機野菜、そんな発見も楽しい。日曜日の朝を迎えるなら、是非朝市へ行って新鮮な土地のものもいただいてみたい。一箇所滞在型だが、逗子から長者ヶ先を越えて秋谷まで、海に沿って魅力的なエリアが続く。時には山に入り、森林浴をしながら、木々の間から海を見つめる。前田川を歩くなど、毎日歩いても飽きないだろう。
過ごし方は多様で、7日間では足りないかもしれない。ただ夕暮れに海辺を散歩するだけでもそうとう贅沢だ。休暇のあり方が変わりつつある、この時代。ほかのどこでもないここだけの、個性的で一歩先に進んだ時間の過ごし方はいかが?
text / noriko honma(Legens Press)
Nowhere but Hayamaからverita読者へのプレゼント
「veritaを見て」と伝えて予約、2009年7月1日~10月28日までの期間 に宿泊された方には、滞在中、湘南の老舗レストラン「LA MAREE DE CHAYA」によるフレンチオードブルと小料理をセットにした「お持ち帰り用小料理箱-COFFRET」をプレゼント!
詳細はNowhere but Hayamaのコンタクトデスク(Tel:03-5785-2320)までお問合せを。
※ご予約の際には、必ず「veritaを見た」とお伝えください
※写真はイメージです
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Nowhere but Hayama/ノーウェア バット ハヤマ
神奈川県葉山町一色2112
Tel:03-5785-2320(受付時間:平日10:00〜18:00)
定員:4名様+エキストラ4名様
料金:6泊1棟料金(4名まで)¥348,000〜 ※「ウィーク・ビジターステイ」金曜チェックイン〜翌週木曜チェックアウトの6泊、家具付。1人1泊あたり¥14,500〜¥20,500
※2009年7月、海辺のウィークリー別荘Nowhere resortの第3弾「Nowhere but Sajima」がオープン。こちらは太平洋に浮かぶような一軒家。
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