le gout de la France
Patisserie Restaurant&Hotel Saveurs du monde Design culinaire
嘩騒から解放された異次元空間 Design culinaire
最近、工業デザイナーやプロダクトデザイナーの間で、高い関心を持たれているキュリナリア・デザイン。そもそも、キュリナリア・デザインとは、食に関する道具や環境演出の意味と食材をデザインしてしまうフード・デザインの意味も含む。

Vol.1でもご紹介したステファンやアガタなどのケーキにも代表されるように、こうした活動を世に広める場も必要になってくる。
Galerie fraich'attitude
「食」に関するテーマに基づいた展示会を開催することで、ここ数年前から注目を集めているギャラリー フレッシュ・アティトゥード。9月30日まで会期中のピクニック展は、昨今のパリジャンの生活スタイルを反映するかのようだ。 夏から秋にかけて、気候が良くなると、カフェやレストランでも路上にテーブルや椅子を並べて、食事をするように、セーヌ川岸辺、橋の上、公園のベンチなどの好ロケーションで、仲間たち同士が“持ち寄りピクニック”に集う。フランスでは、ワインは男性アイテム、お惣菜やお菓子は女性アイテムという、いつから形成されたか分からないしきたりは未だにあるといえよう。日本の松花弁当やお重には、粋とテクニックではちょぴり負けているかもしれないが、表現とアイディアは盛りだくさんである。ケータリングフードをBento(べんとう)という呼び方をするようにもなった。

ピクニック展では、芝生を壁面にはわせたり、インド式仏壇をカラフルなプラスチックやお供えものであしらえたり、写真やコンセプトでレシピーを提案している。ピクニックバッグzipzipは手提げバッグで、両サイドのファスナーを開いて広げると、そのままピクニックセットが登場するというアイディアもの。ボトルでも、サンドウィッチでもその重さにより、伸縮するテキスタイルのプリントポーチもある。ギャラリー フレッシュ・アティトゥードは、新鮮野菜と果物の生産者と卸売業者を仲介する研究所の管轄にある。こちらでは、栄養士によるアドバイスなどカロリー計算にも個別に対応してくれる。


嘩騒から解放された異次元空間 Simply British!
簡単レシピーを紹介することで知られるMarabout社から、新たなコレクションが出版された。Simply British!は、在仏英国大使婦人Lady HolmesとSusan Malletの共同出版である。

記者会見でLady Holmesは、「英国料理は意外と知られていないようです。今回ここでご紹介する30の伝統レシピーは、家庭でも気軽に作ることが出来ます。私は、大使夫人として、30年間、ロシア、インド、ポルトガルなど世界各地を点々とする生活をしてきました。フランス料理のように評価されないイギリス料理を、いかにモダンで、旅情も盛り込めて、生き返らせることができるのか、興味深いものがあります。」とコメントする。

Cod Welsh rabbitは、チェダーチーズと鱈のグラタンであるが、鱈の白身がうさぎの耳に似ていることから、このような名称がつく。Chicken Tikka Masalaは、インド料理に影響を受けた、異国料理でありながら、英国料理の定番であるともいわれる。デザートでは、英国でもっとも名高いEton公立中学校の卒業ピクニックパーティーで食べるという、Eton Messが一押しである。メレンゲとクリームシャンティがホイップされ、ベリーが混ざったさくさく感とふわふわ感がたまらない。
( text:Kaoru URATA


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