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いいアイディアを見極める力は直感に近いのかと尋ねると、「そうね」と頷く。

「新しいもの、素敵なものを見つけること。ただ、きっとトレンドになるようなものは、普遍的で取り入れやすいものである必要はあるのでしょうね。大勢の人がそこに向かってはじめてトレンドになるのだから。今回の映画でトレンドが生まれるかどうかは全くわからない。」とパトリシアは話す。「それが私の目的でもないし。映画やTVのファッションを担当するとき、物語を語る手助けをする、それが目的だから」と。それでも、彼女独自の様々なアイディアが、映画の魅力を大きく支える重要な役割を果たしているのは紛れもない事実。

たとえ、この映画があくまでも人生、キャリア、恋愛についての物語であり、ファッションが主役でないにしても。「この映画の中で、ファッションはヴィジュアルの楽しさを提供しているわね。まさに目で見えるもの。でも、ひとりの女性が、自分のキャリアを見つけ出そうという状況というのは、私たちが感じるもの。高い役職を持った女性が、仕事、夫、子供、問題を抱えている様子は、女性たちが経験するもの。すべての要素が、全体を完成させていると思うわ。」

まるで動くファッションとも呼びたくなる『プラダを着た悪魔』。有名デザイナーのアイテムが次々に登場していて何ともゴージャスだ。「仕事柄、多くのアパレル企業、プレス担当者、デザイナーたちを知っているから、それが助けになったわ。実は、衣装に掛けられる予算がそれほどなかったから、かなり多くのアイテムを借りたの。買ったり、借りたり、自分のクローゼットから引っ張り出したり(笑)。だから、私と仕事をしたいと思ってくれる友人や業界人を沢山知っていたことは幸運だったわ。」

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