この春夏は未だかつてないほど、装飾的なヒールのオンパレード! 直線や曲線などを駆使して生み出されたさまざまなフォルムに、ラインストーンやカラフルな色で華やかに彩りを添える……。それはまるで、建築物を見ているかのようだ。

その筆頭としてまず、第一に挙げられるのは、プラダのチューリップ・シェイドの踵。フラメンコ・ダンサーのブラウスの袖のごとく華麗なフォルムと、鮮やかな色合いで視線をとらえて離さない。その存在感は、今シーズンはプラダ無しにはこのテーマは語れないほど。また、今季のMIUMIUは「シアター」をテーマにしているだけあって、そのヒールからはヨーロッパの劇場の柱を連想させられる。先シーズンから好評を得ているディオールのバナナヒールも、今季はメタリックな素材へとさらに進化を遂げて健在だ。また、メタルといえば、フェンディの靴は、ヒール部分を大振りのチェーンで覆ってしまうという斬新さに圧倒される。一方で、プロエンザ・スクーラーも、バイカラーの太目のヒール部分にビスを施してメタリックテイストを加えてアクセントをつけている。また、セルジオ・ロッシは、大・小サイズの異なるボールを3つ組み合わせ、絶妙なバランス感で均衡を保つことに成功。
(写真上) JIMMY CHOO

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