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verita:まずは、「SATC」のここか好き! というところから語っていただけますか。

勝浦恵美:私にとってはバイブルですね。セリフが言えるくらい、全エピソードを覚えています。なんだか怖いよね(笑)。男性は、女性の言動の上辺だけしか見られない人が多いので苦手という人も多いじゃないですか。でも、女性は登場人物たちの言動の理由、水面下の動きが凄く理解できると思うんです。今まで、こういうドラマってなかったじゃないですか。みんな悩んでいたり、あがいていたり。でも、それでいいんじゃない? というのを教えてもらえた。背中を押してもらえたと思います。

本間のり子:私は描かれている人間関係が好きです。4人の女性たちの会話、生き様が凄くさっぱりしていて、自分を信じて自分の道を行く感じが凄く面白い。でも、途中で観るなと言われたので、後半は観ていなくて、ドラマの結末を知らなかったんですよ。

verita:誰に、どうして観るなと?

本間:「SATC」っぽい生活をしている女の子のグループがあるんですが、あるフランス人の男性に「あのドラマばかり観ていたら、本当にあの主人公みたいになっちゃうぞ。観るな」って言われたんですよ。

一同:えー(笑)

本間:男性はあのドラマが嫌い。当時、外国の男性と一緒に住んでいたんですが、やはり彼も嫌いで、私がドラマを観ているときは嫌な顔してどこかに行っちゃうんですよ。それもあって、「じゃあ」と素直に観なくなって。でも、今回DVDを観てみたら、女性の友情と人間関係が活き活きしていて「やっぱり好きだわ」と思いましたね。

宅間頼子:実はTVシリーズはほとんど見ていないんですよ。最初に知ったのは、当時アメリカに住んでいた大学時代の親友が帰国したときにビデオを持って帰ってきていて、「凄く面白いから、一緒に観ようよ」と言われて。その時に観たエピソードは、すごくセックスの話が多くて。繰り返し観ていたら、「なんだか嫌だな」と思うようになっちゃって、それ以降は観なかったんです。ファッション業界に入ってからは、ドラマでファッションの話題が多く取り上げられているので関心を持っていたんですが、最近は映画化されたこともあって気になっていたんです。映画を試写で観て、これは女の人に対する応援歌だなと。自分はやらないけれど、あっても不思議ではない話、でもドラマではあまり描かないような話もあって凄くリアル。40代、50代になっても、おしゃれに気を遣っているのも素敵。自分もちゃんとしなきゃと改めて思いましたね。

林悦子:同じような悩みを抱えている人たちに、いいんだよと言ってあげている感じがしますよね。でも、すべてを肯定するのではなくて、客観的にも見せてくれて。いいか悪いかは自分で考えさせてくれるという語り口もいい。日常に起こりそうなことも、ちょっと大げさに描いてくれてほっとさせられる。あのときのあれも、OKだったんだなと思わせてくれるし。そう、それぞれのエピソードは、実際に体験した人が書いているのかなと思うぐらい刺さりますよね。そのへんが魅力かな。

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『セックス・アンド・ザ・シティ』大研究

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