林:結婚しているけれど、働いているというのはとても意味があると思う。私がいるファッション業界は女性が活躍しやすいフィールド。若いときに、この人のようになれるのならと思える人がけっこういました。実はそういう人に、結婚していたり、子供がいたりという人が多かった。仕事だけにとらわれないバランス取れた考え方が、いい仕事に繋がっている感じがあったんです。こういうスタイルもあるんだと教えてくれましたね。
宅間:結婚して子供を持って頑張っている人は、人の弱さがわかると思うんです。出産経験があると、妊娠しているときにどうしても人に迷惑をかける。自分が人に迷惑をかけてはじめて、人をもっと許せるようになる部分はある。それに、誰かと共同生活をすると自分の我がままばかりは通らないから、人と弱みを分かち合えるようになるのかも。
勝浦:ブランド関係の仕事をしていると、なんだか凄い仕事をしているように考えている人もいますよね。でも、結局仕事のひとつであるわけで。どの仕事も大変なのに。
林:もちろん、仕事で頑張るのは大事。でも、明日、自分がいなくなっても仕事は回る。ただ、家族の中で妻、母は一人だけ。そういうことを客観的にわかったうえで、がんばるのが大事なのでは。勘違いしている人は多いけれど。
勝浦:それが分かっていない人は、周りも見ていて辛いですね。
宅間:だから、家族が欲しい気持ちはわかりますね。かけがえのないものですからね。私もあるような、ないような。60歳ぐらいで弱ってきたら、気が会う人がいて、結婚するというのもあるような気がして。今、結婚していない40代の女性が増えていますが、50、60になっても独身かもしれない。だから、コミュニティのようなものもできるかもと思うんです。同じマンションを何人かで買って、別々に住むんだけれど、時々パーティをやったり、誰かが入院すれば下着とか持って行ってあげるとか。家族がやるようなことを、友達関係でやっていくことになるかもしれないなと。
林:このまま行ったらそれもあるかも・・・
宅間:絶対に今のままではいられないですからね。それでも自分を受け入れられる自分でいたいけれど。「SATC」のように、弱さも受け入れてくれる友達がいるのはいいなと思いますね。凄く頑張るときもあったけれど、もう力まなくてもいいやと思うようにもなった。20代って凄く大変だった。何かにこだわって、こだわって。それが30歳超えるとラクに。40歳になると、それまでの頑張り次第で経済的にも余裕が出て、仕事の地位も手に入って、良い友達もいて、稲が実る感じ。
verita:自分次第で、50代も楽しみになりますよね。
林:でも、結婚するかしないかは別としても、異性のパートナーがいることは大事かも。誰かと暮らして、理解しようとしたり、嫌ったり好き合ったり、そういうことで成長していく部分もある。雄と雌がいる意味はここにあるのでは?
宅間:世の中から、男がいなくなったら困ります(笑)
verita:「男っていてもいなくても、悩みの種よね」というセリフがありましたよ。
一同:まさに、その通りかも!(笑)
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