

ここでいう「月のリズム」とは、新月から満ちていき満月になり、そこから欠けていきまた新月に戻るという“月の満ち欠け”のことです。前ページでも触れたように、女性の身体と関係の深い月のリズムを意識した生活を送ることで、健康的で美しい身体と心地よいライフスタイルを手に入れることができます。最も意識したいのは、月の引力が最大となる新月と満月の日とその前後2日間くらい。それぞれの時期の傾向をチェックして、毎日の生活の中にそのエッセンスを取り入れてみましょう。
(画像右)月の満ち欠けサイクル
月の満ち欠けは、太陽と地球と月の位置関係で決まる。太陽と地球の間に月がくると新月、太陽と月のあいだに地球があるときが満月。新月と満月の中間を上弦の月、満月と新月の中間を下弦の月という。その満ち欠けのサイクルは、約29.5日。


月の満ち欠けサイクルの初日に当たる日。「習い事を始める」「転職活動を始める」など、物事を始めたり、やめたいと思っている悪習を断つ決断をするのにぴったりの時期です。浄化・解毒作用が高まっているので、過去にあった辛い出来事を涙とともに浄化したり、長めの半身浴で身体に溜まった毒素を排出するのもおすすめ。食事面では、デトックス効果の高いたまねぎやにんにく、きのこなどの食材を多めに摂るとよいでしょう。


次第に丸みを帯びていく月のように、身体が栄養やエネルギーを吸収しやすい時期です。新たな出会いや人脈を広げたい人は、積極的に外に出て行動してみて。身体も心も充実しているので、この時期は少しくらい無理をしても大丈夫です。集中力がアップし、交渉事も成約しやすくなります。自信を持ってプレゼンしましょう。身体の吸収力が高まっていくので、栄養バランスの取れた質のよいものを摂りましょう。


満月は、そのイメージ通り物事が実るとき。自分を取り戻す時間をたっぷり取り、新月のときに決めた目標を今一度見直してみるとよいでしょう。この時期は気分が高揚して衝動的になりがちなので、大事な決断は避け、その場のノリで行動しない方がよさそうです。注意したいのは、吸収力が最も高く、何を摂っても身体に蓄えられてしまう点。低カロリーで食物繊維が豊富な食事を心がけて。


次第に細くなっていく月のように、新月に向かってデトックス効果が高まります。心身に溜まったものを排泄し、余分なものは潔く手放して。古いメールや名刺などの整理をするのもよいでしょう。この時期は次のサイクルへの準備期間と捉えて、できれば自分の手を使ってやさしく身体をマッサージするなどセルフケアを行い、身体の内側にエネルギーを温存しておきましょう。
Report & Text by Lina Ono, photo by shiori kawamoto
星のソムリエ(星空案内人)®・フリーライター
ハワイ島の最高峰・マウナケアに登頂し、太陽・地球・月のシンクロを体感したことをきっかけに天文学を学びはじめ、2008年に星や宇宙の楽しみ方を伝える「星のソムリエ(星空案内人)®」の資格を取得。天文の知識を活かし、月のサイクルに合わせた生活術の提案、星空に親しむイベントなどを開催するほか、科学館でのボランティアやNPOなど、多岐に渡り活動中。
今春に月との生活についてまとめた初の著書を出版予定。

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