官能スイーツ 15個の栗が織りなす、気品溢れるモンブラン

芸能人・著名人も多く訪れるという飯倉の老舗イタリア料理店『キャンティ』は45年の歴史をもつ。その1階に店を構える喫茶『アルカフェ キャンティ』には、子供の心を忘れない大人たちによって作られた、シンプルだけれども独創的なケーキが並ぶ。

根強い人気を誇るキャンティの看板「モンブラン」はなんと1個1,260円。香り豊かな仏産と味わい深い国産の栗をひとつのケーキに約15粒使用している。上品なサクサク感の焼きメレンゲを土台に、薄く塗られたチョコガナッシュは高級感のあるカカオの香りが。その上に乗ったマロンムースと生クリームの中からは渋皮つきのマロンが出てくる。見逃せないのが、編みこんだように巻きついているマロンペースト。直径が2ミリほどしかない一つ穴の口金で一気に搾り出され、ペースト同士が重ならず、かといって余分な隙間を作ることなくケーキ全体を包み込んだこのデコレーションはまさに職人芸。贅沢に使われた栗が6層に重なり合い、最高の気品を生み出している。

バターケーキの上にじっくり煮詰めキャラメリーゼされたりんごが敷き詰められている「カンパーニャ」。旬のりんごがツヤツヤ輝き、まさに今のシーズンに食べたい一品だ。デンマーク産とフランス産の2種類のクリームチーズを使用したレモン風味のチーズケーキは「フィアドーネ」。やさしいさわやかな酸味が印象的だ。厚みのあるサクサクのパイ生地は甘酸っぱいチーズにマッチしている。そして、歯ごたえのある栗とジュワッとしたスポンジをビターチョコレートでコーティングした「ネスラード」は食べ応えがある重厚なチョコレートケーキだ。コーヒーがとてもよく合う。

(写真上):フリルのようにデコレーションされたマロンペーストは上品な人形のように も見える。「モンブラン」1,260円(税込)
(写真左から): 肉厚のりんごとバターケーキで食べ応えも十分。写真の5号ホールは通販のみ。「カンパーニャ」1ピース525円(税込)、ホール3,360円(5号サイズ通販のみ・税込) / クリーミィなふわふわムースに豆の食感が効いている。見た目もキュート!「マルモ」473円(税込) / 大人のチョコレートケーキともいえる濃厚な味わい。「ネスラード」578円(税込) / クリームチーズの酸味とほどよい甘さが絶妙。男性にもオススメ。「フィアドーネ」525円(税込)

ケーキたちの佇まいは、お店と同じようにひっそりとしていながら腰をすえた存在感と気品に満ち溢れている。今の流行りとかヘルシーブームというものにもゆるぎない、歴史を刻み続けているからだ。とはいえ、作り手の心はいつも子どものような陽気さを忘れない。「旬の食材を存分に使いながら、いつも楽しく作ることがモットーです。」とチーフパティシェの木谷さんは微笑みを浮かべながら話してくれた。
いつまでも変わらない気品の味は、これからも老若男女たくさんの人たちから愛されるだろう。
(text / yasue ishiga 、photo / yosuke omura)
AL CAFFE CHIANTI(アルカフェ キャンティ)
東京都港区麻布台3-1-7
TEL : 03-3583-0145
営業時間: 11:45~2:30(ラストオーダー)
定休日: なし(ただし12/31~1/3までは年末年始休業)


毎月第2土曜日(12時~15時)にお菓子教室を開催中。お問い合わせは店舗まで。

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