




いまだかつてこんなお店が日本にあっただろうか?バルセロナとアムステルダム、そして日本。世界に3店舗しかない、手作りでオリジナルのキャンディを作るお店『papabubble』は東京の中野にある。
ガラス越しの店内で何やら楽しそうに手を動かしているのは2人のキャンディ・アーティスト。息がぴったりあった彼らの手にかかれば「お砂糖」と「お水」がものの15分ほどで色鮮やかな夢いっぱいのキャンディへと“変身”する。「日本での出店に向け、バルセロナ本店で2年間ほど修行を積みました。果たして日本で出店して成功するかどうか不安でした」と語る、店長の菅野さんはお店にやってくる子どもから大人たちと陽気に挨拶を交わす。
(写真左) ストライプ柄のハーブタイプを制作中。お店でも実際に目の前でキャンディ作りを見ることができる。/(写真右) 科学の時間にみた懐かしい
ガラス瓶と試験管入りのキャンディ。(ガラス瓶大 ¥3,000、 Test tube Jar ¥1,200・税込)

キャンディは大きく分けて3種類。まずは、棒にさした大ぶりのペロペロキャンディタイプ。グルグルと渦を巻くアートなキャンディは、子どもたちにも大人気だとか。写真一番左は、小さいパッションピンクとグリーンのコントラストが美しい、南国カラーにふさわしいマンゴー味。その隣、真っ赤なハート型は、熱い思いを伝えたいあの人へのギフトに。一番右の赤とイエローにグリーンのシャープなラインが入ったタイプは、横波をうつように飴を重ねて円盤状になっていて遊び心もたっぷり。思わず手に取りたくなる、パワフルなキャンディたちだ。
色と形、どれを選ぼうかついつい迷ってしまうLollypops ¥400 ~ ¥1,700(税込)
2つ目の、パイナップル、キウイ、バナナ、グレープなどのフルーツフレーバータイプは、断面の緻密で繊細な絵柄を見ればその味は一目瞭然。小さな粒を口にした瞬間、氷のようにジュワッと溶けてジューシーなフレーバーが口の中に残る。その甘酸っぱさや香りはまるで「ドライフルーツを食べている?」かのようにフレッシュそのものだ。3つ目のハーブタイプはアニス、スペアミント、ベルガモット、ユーカリなどで、これもまた風味たっぷりで爽やかさ100%! こちらは甘いタイプが苦手な方や男性にもオススメしたい。
(写真左)断面に描かれたキュートなフルーツたち。目を閉じて頬張っても、何味かがすぐに分かる。小さいジャーはインテリアとしても魅力的。ガラス瓶小¥750 (税込)
(写真右)ミックスの中から特に気に入ったフレーバーが見つかったら60g入りのバッグタイプを。Bag ¥400(税込)
全部で30種類以上もあるキャンディたち。まず初心者なら、たくさん種類が入っているアソートタイプで自分の好みの味を探してみて欲しい。バッグタイプ、試験管入りタイプ、科学の実験で使いそうなガラス瓶タイプ…サイズも豊富だ。どのフレーバーが入っているかは作る日によって違うので、いつも中身が同じとは限らない。シーズンものや結婚記念に作られた夫婦の名前が入ったサンプルが入っていることもあるとか。
2005年6月にオープンしてから、老若男女幅広い人たちから愛され続けているこの店。キャンディだけでなく、外観や内装にも注目したい。100年前の木靴をかけていたアンティークの棚や帽子を作る時の木型など、バルセロナのオーナーが直々に手がけている。お店と言いながら「ヘンゼルとグレーテル」の中に出てくる、リアルなお菓子の家のようでもある。入る楽しみと期待を裏切らない、最高のキャンディたちがもてなししてくれる家だ。 (text / yasue ishiga 、photo / yosuke omura)
住所:東京都中野区新井1-15-13
TEL:03-5343-1286
営業時間:火~土曜10:30~21:00、日曜10:30~19:00
定休日:月曜
商店街を通って黒を基調にしたお店が見えたらココ。季節によってかわるディスプレイも注目だ。また、記念日やイベントの名入れキャンディのオーダーも可。









