




モンテーニュ通り沿いに隣接する高級ブティックの間に、堂々と建立する赤いホロが目印の『ホテル プラザ・アテネ』。1911年に創業して以来、世界の多くの著名人を迎えてきた。乗り寄せる車のドアを開放し、ドアマンの気さくな笑顔と会釈に誘導され、空間に導かれると、一新されたロビーの調度品とインテリアに身が包まれる。
パリの都会の喧騒から遮断される瞬間。そして、一息つくと、通り過ぎるスタッフがみな心地よい挨拶で出迎えてくれる。伝統と品格、最高峰のおもてなしを守り続ける努力を感じる。
(写真左より)サクランボにヴェルヴェーヌとライム風味のクリームを合わせたエクレア「Eclair Grillote Verveine」、メロンとカリッソンとラズベリーがからみ合うケーキ「Fitness Sweet」

プラザ・アテネならではのパティスリーは、オートクチュールにもコレクションがあるように、期間限定のラインナップに注目したい。9月中旬までの限定で、シェフ クリストフ・ミシャラフが展開するコレクションのテーマは“軽快さと洗練された快楽”。基調色が、ホテルのシンボルでもある「ルージュ」にみえるが、ワインカラーの濃厚さではなく、夏の果実、いちごやさくらんぼといった軽やかな甘さを口に運ぶ色彩である。幼少期の喜びを味覚に表現していることもあり、どこかあどけなく、かわいらしくもある。 太陽の陽を浴びて健康に成熟した夏の果実から創出されたパティスリーのコレクションは、全部で6種類(各13ユーロ)。
(写真左)ストロベリー・メルバには、レモン・タルトの星屑入りのアイスクリームが、カラメルのダイヤモンドが散らばるイチゴとバニラの2色ホイップクリームに隠されている「 Coupe Fraise Melba」(写真右)イチゴとバナナとオレンジの花の香りが溢れる「Coupe rafraîchie à la fraise」
ホテル内では、Galerie des Gobelins(ゴブランの間)とレストランRelais Plaza(ルレ・プラザ)内でデザートしていただくことができる。1人、至福のひとときを味わってしまった罪滅ぼしに、もしくはそれでも飽き足らない方のために、パティスリーのお持ち帰りも可能。くれぐれも、口の周りに食べ跡が残っていないか注意しておいたほうがいいかもしれない。
今年のちょっと遅めのバカンスにパリを訪れるという人は、ひと際輝く「ルージュ」たちを旅の思い出として、幼少の頃を思い出すエッセンスとして、ぜひチェックしておいて欲しい。(text / Kaoru Urata 、写真提供 / Hotel Plaza Athtènèe)
(写真左)ピーチメルバ味のマカロン「Macaron pêche Melba」
(写真右)クリームとガリゲット・イチゴ風味のマーマレードが詰められたルリジューズ「Religieuse à la fraise」

HOTEL PLAZA ATHÉNÉE
住所:25 avenue Montaigne, 75008 Paris,
TEL:+33 1 53 67 66 65
■Relais Plaza (ルレ・プラザ)
住所:21 Avenue Montaigne 75008 Paris
TEL: +33 1 53 67 64 00
営業時間: ランチタイム 12 :00~14 :45 ディナータイム 19 :00~23 :30
定休日:年中無休 ※7月26日~8月28日までレストラン夏季休業中
■Galerie des Gobelins (ゴブランの間)
住所:25 Avenue Montaigne 75008 Paris
TEL: +33 1 53 67 66 00
営業時間: 8 :00~24 :00 定休日:年中無休









