

もはや、私たち日本人にとってポピュラーな料理となったイタリアン。日本と同じ緯度に位置し、南北に長いという類似のため、食文化にもどこか共通点がある所以かもしれない。しかし、意外とクローズアップされていないのがイタリア菓子。90年代初頭のイタ飯ブームの際に、ティラミスやパンナコッタがもてはやされたが、本当のイタリア菓子についてはまったく無知といってもよいだろう。食べることが大好きで、老若男女がドルチェをこよなく愛する国民なのだから、そのこだわりや種類は計り知れないはず。
(写真上):濃厚で、ガツンとした甘さの中にほろ苦さも感じる焼きチョコレートにナイフを入れれば、中からとろ〜りととろけ出してくる温かいチョコレート。添えられたジェラートの冷たさとのハーモニーに悶絶する、大人のためのデザート。バニラアイスの甘さを引き立てるため、表面に少量の塩をふるというワザにも脱帽の一品チョッコラート フォンデンテ、
ミルキーなホワイトチョコレートのジェラートとフレッシュベリー添え ¥1,200
そんな不遇をかこつイタリアン菓子を、もっと楽しんでほしいと、一昨年オープンしたのが、青山にある『ソル レヴァンテ』。 一見、レストランにもカフェにも見てとれる店構えだが、バールを併設した菓子専門店、「PASTICCERIA BAR(パスティッチェリーア・バール)」。
ドルチェをメインに、エスプレッソやお酒、食事も楽しめる、イタリアではポピュラーなスタイルだそう。
フロアでゆったりとドルチェやランチを堪能するのもよし、店先のカウンターでエスプレッソやアルコールを立ち飲みするのもよし、それぞれの好みと都合で利用できるのが潔くて気持ちがいい。もちろん、テイクアウトのみの利用も可能だ。
ショーケースに並ぶ、色とりどりのケーキを見て驚くのは、その価格。なんと、200円台のものを中心に展開されている。「ピッコロ・バスティッチーニ」と呼ばれる小さなお菓子たちは、トリノで生まれた菓子文化。イタリアでは、手土産として利用される。500円以下のスイーツを探すのが難しい昨今、青山という一等地で、このプチ・プライスは衝撃的! しかもその価格に見合わないほどの、丁寧な仕事がほどこされているのだから、なお驚くというもの。
さらにカウンターでの立ち飲みエスプレッソは、150円! バリスタが入れてくれる本格派なのにこの価格は、逆に恐縮してしまう。これは、美味しいものをリーズナブルに提供し、現地のバールのように地域の憩いの場として利用してもらいたいという、藤田統三シェフの強い願いによって実現された。大阪出身で、パワフルな藤田シェフと話していると、心からイタリアとイタリア菓子を愛していることが伝わってくる。
藤田シェフの熱い思いが込められたイタリア菓子たちをテイクアウトで楽しむのもよいが、オススメは店内でしか食べることのできないドルチェ。一皿にその世界観が凝縮されているからだ。

気軽にイタリア気分を満喫できる幸せ。リフレッシュ・スポットとして、何度もリピートするのは確実な一軒との出会いだ。
(text/miho sasaki、photo/chikahito nagai)
(写真左):サラミにそっくりな姿がユニークな「サラメ ディ チョッコラート」は、藤田シェフが修行時代に習得したものを忠実に再現したこだわりの逸品。ヘーゼルナッツやライスパフ、コーンフレークがたっぷり入った贅沢なチョコレート菓子。クルミやイチジクが入った「サラメ ディ アル フィーコ」もオススメ。カッフェはもちろん、ワインやウィスキーのお供としても最適。サプライズなおもたせとしても喜ばれそう
サラメ ディ チョッコラート 大¥1,800 小 ¥1,100、サラメ ディ アル フィーコ 小 ¥1,400(全て税込)
(写真右): バリスタが入れてくれる本場のカップッチーノ。エスプレッソとミルク、フォームドミルクのバランスが絶品! デザインカップッチーノのリクエストもOK。「飲める芸術作品」を楽しんでみて
カップッチーノ ¥600
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4/17(火)〜4/27(金)、日本橋三越本店にて開催される『イタリアンフェア』に、ソル レヴァンテの出店が決定! 通常は、青山でしか購入できないこだわりのドルチェが百貨店で手軽に購入できるのはうれしいかぎり。アフター5やお昼休みに、ぜひ立ち寄ってみて。
※詳細は公式Webサイトまで
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全国各地にて、グルメ、テクノロジー、カルチャー、グルメ、トラベルなど、旬のイタリアを実感できる魅力的なイベントが多数開催予定。
●期間:2007年3月末〜6月末まで
●プレミアムサポーター:フェラガモ・ジャパン、NEC、サントリー(株)、日欧商事(株)、フィアット オート ジャパン(株)、アリタリア航空
※詳細は公式Webサイトまで
ソル レヴァンテ
東京都港区北青山3-10-14
Tel:03-5464-1155
営業時間:11:00〜20:00(LO 19:30)
定休日:水曜(不定休)
アクセス:東京メトロ表参道駅B2出口。青山通り沿い『紀ノ国屋』跡地手前の路地を入り、道なりに歩くとすぐに見えてくる、白いテントと石畳のポーチがあるお店
- バリスタの挽きたてエスプレッソが香る、北イタリア発祥のティラミス ¥850
- ジェラート盛り合わせ(2種より) ¥600〜
- カッフェ エスプレッソ ¥300
- ランチ(スープ、前菜、パスタ、プチフール、デザート、コーヒー) ¥1,800
- 本日のキッシュ ¥500
(写真左):シェフの藤田統三氏
(写真右):細い路地に面していながらも、広い石畳のポーチがあって奥行き感のあるエントランス。表通りから1本入った場所にあるため知る人ぞ知る存在だが、落ち着いた雰囲気のカフェが少ない青山界隈での救世主になりつつある
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