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SHIROKANETEI

SHIROKANETEI

八角(ハッカク)、五香粉(ゴコウフン)、紹興酒、黒酢、陳皮、甜麺醤……。これらは、すべて中華料理で使用されるスパイスたち。そんな一癖も二癖もある個性的な食材を使用して、本格的なスイーツができるなどと誰が想像したことだろうか。これまでの中華風デザートといえば、胡麻だんごや月餅、桃まんじゅうなどを思い浮かべるのが一般的。そんな今までの固定概念を覆してくれるお店が、今年3月に白金台にオープンした。

“西洋と東洋の融合”をテーマに、中華食材をエッセンスとした西洋生菓子を提案している『SHIROKANETEI』。その個性的な商品もさることながら、モノトーンで統一された店内もパティスリーとは思えないほどのスタイリッシュさ。カラフルなスイーツたちが並ぶショーケースも、ジュエリーショップのように真上から見るというひと味違ったスタイルだ。さらに、テイクアウト用のパッケージも、一見するとジュエリーを購入したかと錯覚してしまうほど重厚で気品のあるデザインで、なんだかウキウキしてしまう。

(写真上): (手前から)気仙沼産フカヒレを使用し、アルコールの香りが芳しい大人テイストの「フカヒレ入りシャンパンゼリー キール・ロワイヤル風」 ¥680、とろとろの杏仁豆腐と桃のジュレのコンビネーションが絶妙な「杏仁“Platinum”豆腐」¥600、3種類のマンゴーをふんだんに使用した濃厚な「マンゴープリン」¥630、(共に税込)

SHIROKANETEI

そんなショーケースには「本当に中華食材が入っているのだろうか?」と疑ってしまうほど、ポピュラーなスイーツが並んでいる。しかし、商品の横に使用された中華食材がディスプレイされていることで、シノワーズ・スイーツということを実感させられるのだ。紹興酒と五香粉のティラミス、黒胡麻と緑豆のクレームブリュレ、朝天辣椒(チョウテンラージャオ)と黒酢フランボワーズのタルトショコラ、山査子(サンザシ)と中国チーズのチーズケーキ……。

(写真左):「天津甘栗と茘枝(ライチ)クリームのモンブラン」 ¥630(税込)甘栗がたっぷり入ったマロンクリームをのせて。濃厚なのに、軽やかなテイスト
(写真右):「茘枝と生姜風味のショートケーキ」¥680(税込)食べたあとにスッと軽く鼻に抜ける生姜風味が、すっきりとした奥深い美味しさの秘訣。人気ナンバーワン商品


一瞬、驚いてしまう組み合わせばかりだが、これが不思議に違和感がまったくない。それどころか上品な甘さの中にほんのりと香るスパイスが奥深い風味を作り出していて、思わず病みつきになりそう。

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カフェでは、バリスタが煎れる本格的なエスプレッソやカプチーノが楽しめるが、ぜひ試してもらいたいのがチャイニーズハーブティ。東洋の漢方と西洋のハーブが融合したブレンドティーは、チャイニーズテイストのスイーツの美味しさをよりいっそう引き出してくれ、いつものコーヒーや紅茶と合わせるスイーツとは違った美味しさを発見できるはず。

エレガントな街で、シックでモダンなスイーツを楽しむ。忙しい毎日を過ごす私たちだから、贅沢なひとときを大切にすることをおすすめしたい。

(text/miho sasaki 、photo/ chikahito nagai)

(写真左):「リファリーヌクッキー」 ¥1,500(税込)米粉のクッキーは、ほろほろの口どけにうっとり…。プーアル、ローズ、甜麺醤の3フレーバーをセットで。おもたせとしても活躍すること請け合い
(写真右): 「5色のチャイニーズハーブティ」 各¥840(税込)中国五行の理論にのっとった、青・赤・黄・白・黒の五色のチャイニーズ・ハーブブレンドティ。美味しい上に、健康や美肌への効果も期待できるうれしいお茶

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パティシエ 中林麻衣子さん

「フランス菓子の繊細さと中華食材のインパクトというまったく異なるものが出会うことで、奥深いスイーツが生まれました。いろいろな味を楽しみたい方には、日替わりの4種のスイーツ盛り合わせとドリンクが選べる「デギュスタシオン」(¥1,250)がオススメです。少しずつ召し上がって、お好みのシノワーズ・スイーツを見つけ、その奥深い風味を楽しんでいただきたいと思います。6/23より夏の新作も販売し、7月からはランチやハーブティの販売も予定しています」

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SHIROKANETEI

PATISSERIE CHINOISE SHIROKANETEI

東京都港区白金4-19-13 白金台TFビル1階
TEL:03-3280-1237
営業時間:11:00〜21:30(LO)
定休日:火(祝日の場合は営業)

銀杏並木が美しいプラチナ通りに面し、黒壁に開放感のある大きなガラス窓が目印。2〜3階は、ヌーベル・シノワーズの第一人者である周中氏がグランドシェフとして監修する『周中菜房 白金亭』。日本で周氏の料理が食べられるのはここだけなので、併せて利用してみたい

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