 |
夏になると海をボーッと見ている時間が欲しくなる。
と無意識にキーボードを叩いて眠ってしまったようだ。
ジメジメした梅雨で気持ちも身体も重くなっているのかもしれない。
「そうだ。海に行こう」と夢の中でつぶやいて早朝、目が覚めた。
寝汗をたっぷりかいた身体をシャワーで流し、冷たいミネラルウォーターを一気に喉に流し込んだ。文庫本をリュックに放り込み、草履で外に出た。まるで近くの公園にでも行くかのように。
|
 |
 |
それから2時間。電車とバスを乗り継ぎ、本を読んだり、窓から流れる風景をボーッと見たりして、一色海岸の海の家「ブルームーン」に僕は到着した。9年目に入る僕の大好きな海の家は今年も和ペリティーヴォな場所として健在である。建物は毎年、地元の葉山で間伐した竹を使って建てられており、電力はソーラーパネルや風力発電でまかなわれ、排水も通称EM菌と呼ばれる生物分解など環境に優しい家なのである。
ちょうど気象庁から梅雨明け宣言が出されたこの日、ブルームーンの前ではTBSラジオの環境イベントが行われていた。ビーチクリーンすなわち浜辺のゴミ拾いをするのだそうだ。こういったイベントに偶然、参加できるのは何とも得した気分である。一色海岸の浜辺はきれいだとばかり思っていたが、砂の中からは煙草のフィルターが、かなり出てくるのである。 |
|
 |
これが海を漂流してしまうと魚が食べてしまうんだよと子供に教えているお兄さんの会話を盗み聞きしながら和ペリティーヴォなちょっとしたボランティアを味合わせていただく。
午後は、ビールを飲みながら、ボーッと海を見たり、昼寝を貪ったりと贅沢な時間を堪能する。陽が沈む頃には身体から6月の湿気が抜けていき、太陽のパワーが身体の中に染み込んでいる気がした。夜になり、月夜に波のBGMでダメ押しである。こうして丸々、一日、ブルームーンを満喫して帰路につくのであった。家に戻り、風呂に入り、ここまで書いたところで今日は自ら手を休め、眠ることにした。昨晩より更に眠りが深くなっている気がする。こうして3日かかりで書いた原稿になってしまったが、ともかくすっきりした朝を迎えたようである。夏本番に向けてのイシコ流、体調の整え方なのだ。 |
 |
|