waperitivo 和ペリティーヴォなスキー
昨年、スキーを始めた。というよりは再開したと言った方が正しい。大学時代はスキーに行っていた。映画『私をスキーに連れてって』が流行った頃で、どこのスキー場に行っても混んでいた。それでも、リフトに乗って、ゲレンデに流れる松任谷由実の曲を聞きながら、「俺ってトレンドしてる」と悦に入っていたのである。おぉ、恥ずかしい若き日の自分。

しかし、いつしかスキー場に行かなくなった。理由は2つあった。一つ目は僕のウェアの機能性がひどかった。下に何枚も着ないと寒い。しかし、少し滑ると中に熱がこもってしまい今度は汗をかき、逆に寒くなる。ただでさえ寒さが嫌いなのに、これ以上、寒さを我慢するのが耐えられなかった。二つ目はスキーに行く友人全てが体育会系で、行くからには1日リフト券の元を取らねばとお茶も飲まないで、リフトの終了時間まで延々と滑る。生まれっからのぐうたら人間「イシコ」はついていけなかったのだ。こうして、僕はいつしかスキーから遠のいていた。
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「sos」 official website
一昨年、スキーブランド「SOS」の撮影でスウェーデンのスキー場に行ったときのこと。15年以上もスキーから遠ざかっていた人間に言われたくないだろうが、スキーのウェアがここまで機能性が良くなっていることに驚いた。中にそんなに着込まなくても寒くないのである。通気性も良く、水蒸気は逃すが熱は保ったまま。その上、スウェーデン生まれの「SOS」 のピンクやターコイズなど北欧らしい発色がこれまたイイのである。スウェーデンやイギリス王室御用達だったというのもうなずける。

さて、これでスキーにすっかり目覚めたイシコは、元全日本モーグルコーチNo.31ホーガン達とホワイトマンスキーツアーに出掛けるようになった。コテージを借り切り、1日3、4時間程度、スキーを楽しみ、後は、みんなで温泉に入りに行く。コテージに戻ると大好きな音楽を聞きながら、ワインを飲む者もいれば、ビール片手に料理を楽しむ者もいる。今日、みんなで滑った写真をメーリングリストに投げる者もいれば、別の部屋で読書を楽しむ者も居る。それぞれの時間を楽しみながらのスキー旅を覚えたのだ。さてさて、今年もスキーシーズンが始まった。原稿を書きながらも、どこか落ち着かないイシコである。

NAVIGATER's PROFILE
イシコ
1968年生まれ。ホワイトマン代表
岐阜県出身。静岡大学理学部数学科を卒業するが先生になりそこね上京。
映画、テレビ、演劇、イベント、出版、大道芸と様々な業界を渡り歩き、女性ファッション誌編集長、WEBマガジン編集長を経て、現在は(有)ホワイトマンプロジェクト代表。
ホ ワイトマンとは国内国外問わず、イシコの友達が白塗りをして、ショー、映像、本、 プロダクトなどを5年間限定で産み出して、遊ぶプロジェクト。
MONOマガジンにて 「ホワイトマンの物生講座」連載中。

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