和ペリティーヴォな寝顔
和ペリティーヴォな寝顔

自分の寝顔を見たことがあるだろうか。先日、デジカメで撮られた自分の寝顔を見てショックを受けた。ぽっかり口は開き、あまりのアホ面に、思わず「これは僕じゃない!」とどれだけ自分を美化していたんだと思われるような発言を吐いてしまった。

写真1

まぁ、人間の寝顔など見せるものではないのだろうが、こんなに醜い寝顔の現実を突きつけられると僕でも赤ちゃんの頃はカワイイ寝顔だったはずであると言いたくなる。というかカワイイ寝顔だったと信じたい。だからと言って、特にかわいい寝顔を求めているわけでも、かっこいい寝顔を求めているわけでもないが、せめて愛嬌のある寝顔になりたい。

それに比べると動物達の寝顔は見ていて穏やかになれる。少なくとも僕のような醜い寝顔の動物には出会ったことがない。無防備な犬のように悪戯したくなるようなカワイイ寝顔もあれば、太った豚のように愛嬌のある寝顔もある。亀のように何を思っているのだろうと考えさせられる寝顔というか寝姿もあれば、鳥などのように目をつぶっているだけでもどこかホッとさせられる寝顔もある。

岐阜の実家にいる頃、雌犬なのにゴンベイと名付けられてしまった犬を飼っていた。その犬は12年生き、おばあちゃんになった晩年は、1日の大半を眠って過ごしていた。いつも眠っているゴンベイを撫でながら見ているだけで心が静かになっていくような気がした。

今は旅が多いので動物を飼ってはいないが、その代わりに、旅先で様々な動物に会うことも楽しみになっている。動物園に行くこともあれば、旅先の知り合いが飼っている動物と戯れることもある。もちろん活発に動き回る動物も楽しいが、眠っている動物を眺めているだけでも、やはり心は和む。
とここまで寝顔のことを書いたので、一緒に自分の寝顔も写真に出そうかと思ったのだが、さすがにそこまでの勇気はないし、今後、公開するつもりもない。動物の寝顔はバンバン撮って公開しているのに人間とは勝手な生き物である。

写真2

イシコ

1968年生まれ。ホワイトマン代表
岐阜県出身。静岡大学理学部数学科卒業後、女性ファッション誌編集長、Webマガジン編集長を経て、現在は(有)ホワイトマンプロジェクト代表。 ホ ワイトマンとは国内国外問わず、イシコの友達が白塗りをして、ショー、映像、本、プロダクトなどを5年間限定で産み出して、遊ぶプロジェクト。散歩の達人の連載コラムなどコラムニストやブロガーとしても注目されている。
ホワイトマン公式ホームページ 「朝マイスター」ナビ ゲーター

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