世界がみえる 70歳を過ぎても働きつづける覚悟はある?
厚生労働省の平成16年人口動態統計によると、一人 の女性が一生に産む子どもの平均数を示す「合計特殊出生率」が小数点第四位までみると1.2888で前年を下回りました。過去最低を更新です。
現在の出生率から計算すると2050年には人口の3分の1以上の人たちは65歳以上になるということになります。

そこで問題になるのが将来の労働人口の減少です。
市場関係者によると1995年の生産人口(15歳から64歳の人口)水準を維持するには毎年およそ65万人の移民の受入れが必要らしいのです。この場合、2050年の総人口の3分の1近くが移民とその子孫になるといいます。逆に、移民を受け入れないと2050年には定年の年齢を77歳までに引き上げるようにしないと1995年時点の生産人口水準を維持できないとされています。

海外の先進国でも少子高齢化にともなう労働力不足を補うための政策で、外国人労働力の受入れなどが検討されているようです。
統計によると、海外ではもともと隣国からの外国人の入国などで全人口に対する外国人比率は高いようです。
ヨーロッパの移民大国ドイツでは外国人の全人口に占める比率は9.1%。移民の国のアメリカの外国人比率は11.7%。対して日本はわずか1%にとどまっています(OECD、1998年統計)。
こうしてみると日本における外国人労働力は他の先進国にくらべるとまだ低水準といえるでしょう。
少子高齢化にともないこれから確実に減少していく労働人口を補うため、日本の移民受入れに対する門戸開放政策が問われています。

いま、2~30歳代のみなさま、70歳をすぎても働きつづける覚悟はできていますか?それとも3人にひとりが外国人の日本社会を受け入れられますか?
(Photo / (c)CORBIS JAPAN)

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丹羽 康子/ Yasuko Niwa

英国オクスフォード大学で国際関係学を専攻し修士号取得。政治だけでなく金融知識も身に付けたいと帰国後、外資系証券会社に勤務する。現在は株式市況のレポーターとして日経CNBCに出演中。

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