世界がみえる 身近になってきた”テロリズム”の脅威
7月7日、ロンドンの中心街でおきた通勤ラッシュ時間中の同時爆破テロ事件。日本でもBBCの報道が繰り返し放送されました。すぐさま2001年にニューヨークでおきた同時多発テロ事件や、去年3月におきたマドリードでの列車爆破テロ事件を思い出す人もいたでしょう。東京でこんなことが起きたら、と想像しただけでも怖くなりました。

日本では松本・地下鉄サリン事件から10年が経ちましたが、ショックも大きくいまだに多くの人の記憶に鮮明に残っていることと思います。これまで危機管理が甘いといわれてきた日本ですが、政府も、国民も、危機管理意識は高まってきてはいるようです。国土交通省は交通機関等を標的とするテロ事件が相次いでいることをうけて警戒警備の強化を呼びかけています。

ただロンドンの同時爆破テロ事件から2週間が過ぎて、冷静さと安心感を取り戻しと見られたところに21日に再び、爆発事件がおきました。警戒体制も怠ってはいなかったとは思いますが、それでも事件はおきたのです。
いまや日本でも起きないとも考えられないテロ事件。自らの政治的見解などを、「テロ」という暴力的な手段でもって国際社会に訴えることを有効と考える人々がいる以上、私たちは常にその脅威にさらされることになります。もやは私たちも「平和の国、日本」を自負してはいられないのかもしれません。

ロンドンでの二度目の事件の直後、テレビのインタビューに答える男性が「われ先にとみんな逃げ出した」とコメントしていました。私たちもこのような状況に直面したとき、果たしてパニックにならずにいられるのでしょうか?
(Photo / (c)CORBIS JAPAN)

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国連広報センターテロ関連についてはこちら
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丹羽 康子/ Yasuko Niwa

英国オクスフォード大学で国際関係学を専攻し修士号取得。政治だけでなく金融知識も身に付けたいと帰国後、外資系証券会社に勤務する。現在は株式市況のレポーターとして日経CNBCに出演中。

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