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日本は第2次世界大戦後、華族制度廃止と財閥解散などにともない、「一億層中流社会」という安定した社会を築いてきた。ただ、いまの政府は「構造改革」の名の下に社会格差をも厭わない、競争を奨励し、「出る杭は打たれない」社会を目指そうとしている。日本の将来像はきっと今のアメリカに似たようなものになる可能性がでてきた。 結局いまの投資ブームの背景には、老後の社会保障に対する不安と、老後の所得格差に対する不安などがある。既に働き盛りの30代時点での所得格差は顕著である。某人材ソリューションサービス提供会社(転職を支援する会社)のホームページをみると、職種別での平均年収の大きな差がある。勝ち組、負け組、の枠を嫌ってそういった固定観念を持つべきでない、との反論も世にはたくさんあるが、現状を見つめてみるとやはりこのさき、格差社会は免れ得ないのが現実なのではないだろうか。 ◆ 総務省統計局:年間収入階級別の状況 丹羽 康子/ Yasuko Niwa 英国オクスフォード大学で国際関係学を専攻し修士号取得。政治だけでなく金融知識も身に付けたいと帰国後、外資系証券会社に勤務する。現在は株式市況のレポーターとして日経CNBCに出演中。 |












