世界がみえる 神秘な国インドは、世界でも注目のIT先進国

優雅に流れるガンジス川、タージマハール、牛が道を自由に闊歩し、仏教の祖の国。古代インド文明に象徴されるような神秘的な風景を思い出す半面、人口10億人以上を抱え貧困のイメージも強いのではないかと思われます。しかし最近、インドはIT(Information Technology = 情報技術)先進国として確固たる地位を築きつつ、世界の注目を集めはじめています。

1991年以降、インドでは経済の自由化政策がすすめられ、世界でインド系のIT技術者は、アメリカに次ぐ「世界第2の供給源」(「月刊 基礎知識」)とも言われています。今後もインド政府はITを推進する政策を掲げていて、インドのシリコンバレー、バンガロールの開発には日本政府も有償のODA出資をしています。

しかしながらインドは、IT先進国として輝かしい功績を残しているその半面、世界も注目する人権問題を抱えています。「カースト」(被差別民)制度を基盤とした社会のため貧富の差が激しく、貧困層には2億人以上ものひとを抱えていると伝わっています。それはイギリスででさえも感じ取れるものでした。
かつて帝国支配化にあったインドに対する関心はイギリスでも高く、小学校のころインドや東南アジアの子どもたちのための寄付金活動が積極的に行われていました。一方で、イギリスの中でも有数の高級住宅街に大邸宅を構えるインド人も少なくありませんでした。

かつて帝国支配化にあったインドに対する関心はイギリスでも高く、小学校のころインドや東南アジアの子どもたちのための寄付金活動が積極的に行われていました。一方で、イギリスの中でも有数の高級住宅街に大邸宅を構えるインド人も少なくありませんでした。

最近多くの優秀なインド人IT技術者が来日しているように、インドは身近なアジアの国です。そして昨今の投資ブームで「インド株投信」などが人気を集めている、という話も聞きます。百聞に一見は如かず、といいます。投資をする前に、インドという国の現状をよく調べてみるものいいかもしれません。貧困と富裕、古代とモダンテクノロジーが混在するとても魅惑的な国のようです。

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◆ インドのカースト制の現状について:
    (社)部落解放・人権研究所HPより
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丹羽 康子/ Yasuko Niwa

英国オクスフォード大学で国際関係学を専攻し修士号取得。政治だけでなく金融知識も身に付けたいと帰国後、外資系証券会社に勤務する。現在は株式市況のレポーターとして日経CNBCに出演中。

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