世界がみえる おもてなしの「心」を再発見 ホームパーティのすすめ

ホームパーティが最近、より身近になってきましたね。子どもを連れて外で食事をして周囲の目を気にしながら食事をし、気疲れするよりも、友人の家に子どももつれて集まって自由に食べられたほうが楽しい時間となるのは当たり前。そのため昨今、ホームパーティ市場が拡大しているといいます。確かに外食するよりもお手軽で、それに気楽に開催することが出来るように思えます。テーマを決めて、時におしゃれに、そしてリラックスした時間をすごすために、友人や知り合いと親密な時間を過ごすことができます。

食生活情報サービスセンターによると中食産業は「平成15年には、推定で約6兆1千億円と、外食産業の4分の1の規模にまで」拡大していると指摘しています。中食市場が拡大し、デパートの地下にある食品コーナーもにぎわい充実しています。家庭で出前やケータリング・サービスを利用することも、より一般的になってきたようです。

イギリスではホームパーティは盛んです。私もイギリス留学中にいつくか招かれて楽しんできました。ごく身近な友人達を招いて持ち寄りでゆっくりと楽しむブランチや、庭にテントを張り、ジャズバンドを呼んでいた豪勢な誕生日会のホームパーティもありました。規模は様々でも、どのパーティにも共通して根底にあるのは、みんなが「気持ちよく楽しむ」という原則があります。

では日本でも「ホームパーティ」は根付くでしょうか? 実は「ホームパーティ」という文化は全く新しいものではないと、私は感じています。真っ先に思いつくのがお茶席です。「一期一会(いちごいちえ)」といった禅語があります。集英社の国語辞典によると、「一生に一度しか出会わない」その気持ちをもって客をもてなすようにとの教え、と説いています。日本でもおもてなしの心は昔から大切にされつづけてきているのです。

ホームパーティで大切なのは楽しい時間をすごそうというその「心」なのです。もっと気楽に、たのしく、時には節約しながら、友だちと親密な時間を過ごすにはホームパーティはおすすめです。気持ちよく客人を迎えるためにホームパーティの前には必ず家の片付けするようになるので、一石二鳥ですよ!

丹羽 康子/ Yasuko Niwa

英国オクスフォード大学で国際関係学を専攻し修士号取得。政治だけでなく金融知識も身に付けたいと帰国後、外資系証券会社に勤務する。現在は株式市況のレポーターとして日経CNBCに出演中。

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